詩篇59篇 地の果てまでも支配する方
詩篇59篇 地の果てまでも支配する方
サウル王は、ダビデを殺そうとして、人々を送りダビデを監視していた。ダビデは、常に罪の無い血を流そうとしている群れに対して、お祈りを捧げていました。その祈りの内容の中に、一つ目立つ内容があります。
敵をなくしてくださいと祈りながら、「人は知るでしょう/神はヤコブを支配する方/地の果てまでも支配する方であることを。」と確信のことばを言いました。
すべての人間の出来事には、理解できないことがあります。悪いことも無いのに、起きた災害、障害、災いなどは、「なぜ?」という疑問が思い浮かびます。しかし、すべてを治めておられる神様は、時に適って事を行います。時には、悪魔にあることを許し、主の業をも成し遂げることもできます。
その当時には、悲しく思うけれども、後になると、その理由と神様の知恵を悟るでしょう。
その理解できない出来事を通る私は、信仰によって感謝したく思います。そして、それを通して神様の御業を現されることを祈ります。主の御姿が現されるように祈ります。
アブラハム・リー
ゴスペルハウス
59:1 【指揮者によって。「滅ぼさないでください」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。サウルがダビデを殺そうと、人を遣わして家を見張らせたとき。】
59:2 わたしの神よ、わたしを敵から助け出し/立ち向かう者からはるかに高く置いてください。
59:3 悪を行う者から助け出し/流血の罪を犯す者から救ってください。
59:4 御覧ください、主よ/力ある者がわたしの命をねらって待ち伏せし/争いを仕掛けて来ます。罪もなく過ちもなく
59:5 悪事をはたらいたこともないわたしを/打ち破ろうとして身構えています。目覚めてわたしに向かい、御覧ください。
59:6 あなたは主、万軍の神、イスラエルの神。目を覚まし、国々を罰してください。悪を行う者、欺く者を容赦しないでください。〔セラ
59:7 夕べになると彼らは戻って来て/犬のようにほえ、町を巡ります。
59:8 御覧ください、彼らの口は剣を吐きます。その唇の言葉を誰が聞くに堪えるでしょう。
59:9 しかし主よ、あなたは彼らを笑い/国々をすべて嘲笑っておられます。
59:10 わたしの力よ、あなたを見張って待ちます。まことに神はわたしの砦の塔。
59:11 神はわたしに慈しみ深く、先立って進まれます。わたしを陥れようとする者を/神はわたしに支配させてくださいます。
59:12 彼らを殺してしまわないでください/御力が彼らを動揺させ屈服させることを/わたしの民が忘れることのないように。わたしたちの盾、主よ。
59:13 口をもって犯す過ち、唇の言葉、傲慢の罠に/自分の唱える呪いや欺く言葉の罠に/彼らが捕えられますように。
59:14 御怒りによって彼らを絶やし/絶やして、ひとりも残さないでください。そのとき、人は知るでしょう/神はヤコブを支配する方/地の果てまでも支配する方であることを。〔セラ
59:15 夕べになると彼らは戻って来て/犬のようにほえ、町を巡ります。
59:16 彼らは餌食を求めてさまよい/食べ飽きるまでは眠ろうとしません。
59:17 わたしは御力をたたえて歌をささげ/朝には、あなたの慈しみを喜び歌います。あなたはわたしの砦の塔、苦難の日の逃れ場。
59:18 わたしの力と頼む神よ/あなたにほめ歌をうたいます。神はわたしの砦の塔。慈しみ深いわたしの神よ。