詩篇74篇 神よ、立ち上がり, 御自分のために争ってください
詩篇74篇 神よ、立ち上がり, 御自分のために争ってください
多くの人々が神様に逆らい、「「すべて弾圧せねばならない」と心に言って/この地にある神の会堂をすべて焼き払いました。」
このような状況の中で、神様を信頼することは、難しくなります。そして、「わたしたちのためのしるしは見えません。今は預言者もいません。いつまで続くのかを知る者もありません。」
こんな時にも、神様に信仰を持って祈ることができます。そして、最後に悟るのは、「神よ、立ち上がり/御自分のために争ってください」と言うことです。
私たちの限界を超えた働きをなしてくださるのは、神様ご自身です。
何もしるしが見えない時、神様ご自身が私たちのために戦ってくださいます。
私たちが働くと、私たちが働く。しかし、私たちが祈ると神様が働いてくださる。
アブラハム・リー
ゴスペルハウス
74:1 【マスキール。アサフの詩。】神よ、なぜあなたは/養っておられた羊の群れに怒りの煙をはき/永遠に突き放してしまわれたのですか。
74:2 どうか、御心に留めてください/すでにいにしえから御自分のものとし/御自分の嗣業の部族として贖われた会衆を/あなたのいます所であったこのシオンの山を。
74:3 永遠の廃虚となったところに足を向けてください。敵は聖所のすべてに災いをもたらしました。
74:4 あなたに刃向かう者は、至聖所の中でほえ猛り/自分たちのしるしをしるしとして立てました。
74:5 彼らが木の茂みの中を/斧を携えて上るのが見えると
74:6 ただちに手斧、まさかりを振るって/彫り物の飾りをすべて打ち壊し
74:7 あなたの聖所に火をかけ/御名の置かれた所を地に引き倒して汚しました。
74:8 「すべて弾圧せねばならない」と心に言って/この地にある神の会堂をすべて焼き払いました。
74:9 わたしたちのためのしるしは見えません。今は預言者もいません。いつまで続くのかを知る者もありません。
74:10 神よ、刃向かう者はいつまで嘲るのでしょうか。敵は永久にあなたの御名を侮るのでしょうか。
74:11 なぜ、手を引いてしまわれたのですか/右の御手は、ふところに入れられたまま。
74:12 しかし神よ、いにしえよりのわたしの王よ/この地に救いの御業を果たされる方よ。
74:13 あなたは、御力をもって海を分け/大水の上で竜の頭を砕かれました。
74:14 レビヤタンの頭を打ち砕き/それを砂漠の民の食糧とされたのもあなたです。
74:15 あなたは、泉や川を開かれましたが/絶えることのない大河の水を涸らされました。
74:16 あなたは、太陽と光を放つ物を備えられました。昼はあなたのもの、そして夜もあなたのものです。
74:17 あなたは、地の境をことごとく定められました。夏と冬を造られたのもあなたです。
74:18 主よ、御心に留めてください、敵が嘲るのを/神を知らぬ民があなたの御名を侮るのを。
74:19 あなたの鳩の魂を獣に渡さないでください。あなたの貧しい人々の命を/永遠に忘れ去らないでください。
74:20 契約を顧みてください。地の暗い隅々には/不法の住みかがひしめいています。
74:21 どうか、虐げられた人が再び辱められることなく/貧しい人、乏しい人が/御名を賛美することができますように。
74:22 神よ、立ち上がり/御自分のために争ってください。神を知らぬ者が絶えずあなたを嘲っているのを/御心に留めてください。
74:23 あなたに刃向かう者のあげる声/あなたに立ち向かう者の常に起こす騒ぎを/どうか、決して忘れないでください。