イザヤ15章 モアブの終末
イザヤ15章 モアブの終末
モアブは、ロットの息子であり、エジプトに親しみ、エジプトのバールを神として受け入れました。このが原因となり、イスラエルの礼拝に入ることが出来なくなり、モアブの子孫がイスラエルになることは出来ませんでした。ただ、女性がイスラエルに変わることは出来ました。
ダビデの曾祖母さんである、ルツは、ナオミの息子と結婚しナオミと一緒にベツレヘムへ行きました。
しかし、モアブが持っていた、国としての宗教は、複数の神々を拝むことをしていました。唯一の神を信じない、また、人間をも犠牲にする儀式などを硬く禁じていました。ソロモンの時代にも、これらを固く禁じていました。
このモアブに対する神様の裁きは、モアブが今まで、歩いてきた内容からアブラハムの信仰から離れ、目に見える栄光を求めていたロットを初め、その娘とロットの間で生まれたモアブからこの国民が起源となりますので、不信仰が動機となった結果生まれたのが、モアブでもあります。
旧約聖書の罪の内容1位である、不信の罪が結局モアブを裁きに導かれたことではないかと思われます。
とすれば、今も同じ信仰が試される時、硬く立ち続けるために、今日も聖書の御言葉を中心に歩み続ける大切さを考えます。
アブラハム・リー@ゴスペルハウス
15:1 モアブについての託宣。一夜のうちに、アルは略奪され、モアブは滅びた。一夜のうちに、キルは略奪され、モアブは滅びた。
15:2 ディボンの娘は、嘆くために聖なる高台に上った。ネボの上で、またメデバの上で/モアブは泣き叫ぶ。皆、髪をそり上げ、ひげをそり落とす。
15:3 巷で、人々は粗布をまとい/屋上でも広場でも皆、泣き叫び、嘆きくずおれる。
15:4 ヘシュボンとエルアレは助けを求めて叫び/その声はヤハツにまで聞こえる。それゆえ、モアブの武装した勇士も悲鳴をあげ/その心はおののく。
15:5 わが心は、モアブのために叫ぶ。逃れて行く者がツォアルへ/エグラト・シェリシヤへと向かう。彼らは、ルヒトの坂を泣きながら上り/ホロナイムへの道で、絶望の叫びをあげる。
15:6 ニムリムの水は干上がり/草は枯れ、青草は尽き/緑はなくなった。
15:7 それゆえ、彼らは蓄えた富と家財を携え/アラビムの川床を渡る。
15:8 叫び声は、モアブの全域に響き渡り/泣く声は、エグライムまで/またベエル・エリムにまで達する。
15:9 ディモンの水は血に染まる。わたしが、ディモンに災いを加え/モアブの難民とアダマの生き残りの者に/獅子を送るからだ。