エレミヤ8章 偶像、 空しいもの
エレミヤ8章 偶像、 空しいもの
この章は、イスラエルが、偶像崇拝や空しいものを慕うことから、神様の怒りを引き起こすことについて書いてあります。
この写真は、インドの海岸で、ある偶像が、廃墟となっている様子です。
人間の手で作られたものは、いずれか、ゴミになります。最初は、綺麗に見えるかも知りません。また、神だと思わされ、それを拝むかも知りません。しかし、それも、空しいことです。なぜなら、人間の手で作られたものが、神で無いからです。
ホームセンターで買う神棚に拝むとしても、答えてくれません。仏壇を高価で作ってもらっても、そこに、神様の存在はありません。
生きている神様は、イエス様という人として、人間に現れ、創造主の神様を表しました。天地を創造された神様こそ、本当の神様です。作られた全てのものは、神様ではありません。
これに従ったイスラエルは、その町が廃墟となり、幸いも、平和もなくなりました。
何度も繰り返し、語りますが、聞こうともしません。
預言者エレミヤは、心から涙を流し、滅びるイスラエルに向かって神様の言葉を語り続けます。そして、イスラエルが、これから、滅びうせる姿を見ることは、つらいことで、涙が止まりません。
なぜ、偶像から離れないのでしょうか?偶像にも魅力と楽しみがあるからです。作られたものも偶像ですが、聖書の言う偶像は、創造主いがいに、優先する全てが偶像なのです。恋人、お金、名誉、地位、貯金、保険、車、歌手、俳優、女優、政治家、金持ち、教育、子供、などなども、もし、それらが、神様より優先されるとしたら、それが、あなたの偶像です。
この偶像は、空しいことで、あとに残ることはありません。
主が、教える生きるべき道に従う生き方こそ、そこに、永遠に残るものがあります。
満足ある生活は、神様を礼拝することから産まれます。
その方が私達に与えてくださった生きる教本は、このバイブル(聖書)です。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
8:1 そのとき、と主は言われる。ユダのもろもろの王の骨、高官の骨、祭司の骨、預言者の骨、そしてエルサレムの住民の骨が、墓から掘り出される。
8:2 それは、彼らが愛し、仕え、その後に従い、尋ね求め、伏し拝んだ太陽や月、天の万象の前にさらされ、集められることも葬られることもなく、地の面にまき散らされて肥やしとなる。
8:3 わたしが他のさまざまな場所に追いやった、この悪を行う民族の残りの者すべてにとって、死は生よりも望ましいものになる、と万軍の主は言われる。
8:4 彼らに言いなさい。主はこう言われる。倒れて、起き上がらない者があろうか。離れて、立ち帰らない者があろうか。
8:5 どうして、この民エルサレムは背く者となり/いつまでも背いているのか。偽りに固執して/立ち帰ることを拒む。
8:6 耳を傾けて聞いてみたが/正直に語ろうとしない。自分の悪を悔いる者もなく/わたしは何ということをしたのかと/言う者もない。馬が戦場に突進するように/それぞれ自分の道を去って行く。
8:7 空を飛ぶこうのとりもその季節を知っている。山鳩もつばめも鶴も、渡るときを守る。しかし、わが民は主の定めを知ろうとしない。
8:8 どうしてお前たちは言えようか。「我々は賢者といわれる者で/主の律法を持っている」と。まことに見よ、書記が偽る筆をもって書き/それを偽りとした。
8:9 賢者は恥を受け、打ちのめされ、捕らえられる。見よ、主の言葉を侮っていながら/どんな知恵を持っているというのか。
8:10 それゆえ、わたしは彼らの妻を他人に渡し/彼らの畑を征服する者に渡す。身分の低い者から高い者に至るまで/皆、利をむさぼり/預言者から祭司に至るまで皆、欺く。
8:11 彼らは、おとめなるわが民の破滅を/手軽に治療して/平和がないのに「平和、平和」と言う。
8:12 彼らは忌むべきことをして恥をさらした。しかも、恥ずかしいとは思わず/嘲られていることに気づかない。それゆえ、人々が倒れるとき、彼らも倒れ/彼らが罰せられるとき、彼らはつまずくと/主は言われる。
8:13 わたしは彼らを集めようとしたがと/主は言われる。ぶどうの木にぶどうはなく/いちじくの木にいちじくはない。葉はしおれ、わたしが与えたものは/彼らから失われていた。
8:14 何のために我々は座っているのか。集まって、城塞に逃れ、黙ってそこにいよう。我々の神、主が我々を黙らせ/毒の水を飲ませられる。我々が主に罪を犯したからだ。
8:15 平和を望んでも、幸いはなく/いやしのときを望んでも、見よ、恐怖のみ。
8:16 ダンから敵の軍馬のいななきが聞こえる。強い馬の鋭いいななきで、大地はすべて揺れ動く。彼らは来て、地とそこに満ちるもの/都とそこに住むものを食い尽くす。
8:17 わたしはお前たちの中に蛇や蝮を送る。彼らにはどのような呪文も役に立たない。彼らはお前たちをかむ、と主は言われる。
8:18 わたしの嘆きはつのり/わたしの心は弱り果てる。
8:19 見よ、遠い地から娘なるわが民の/叫ぶ声がする。「主はシオンにおられないのか/シオンの王はそこにおられないのか。」なぜ、彼らは偶像によって/異教の空しいものによって/わたしを怒らせるのか。
8:20 刈り入れの時は過ぎ、夏は終わった。しかし、我々は救われなかった。
8:21 娘なるわが民の破滅のゆえに/わたしは打ち砕かれ、嘆き、恐怖に襲われる。
8:22 ギレアドに乳香がないというのか/そこには医者がいないのか。なぜ、娘なるわが民の傷はいえないのか。
8:23 わたしの頭が大水の源となり/わたしの目が涙の源となればよいのに。そうすれば、昼も夜もわたしは泣こう/娘なるわが民の倒れた者のために。