エレミヤ11章 契約の言葉
エレミヤ11章 契約の言葉
「この契約の言葉を聞け。それをユダの人、エルサレムの住民に告げよ。」
「この契約の言葉に聞き従わない者は呪われる。」
神様は、人間と契約を結びました。その契約は、現代語にすると「約束」とも言えるでしょう。
その契約をベースとして、神様は誠実に人間に関わります。
アブラハムとの契約、ダビデとの契約など聖書の大事な人物と神様と契約を結びました。そして、今は、アブラハムの子孫と神様とは契約が続いています。肉体的なアブラハムの子孫は、イスラエル人です。霊的なアブラハムの子孫は、神様を信じる信仰を持つ人々と神様との契約を結んでいます。
しかし、その契約を破る時は、その結果があります。それも、契約の内容にかかれてあります。ここでは、その結果が、呪われることです。
神様は、「わたしは、あなたたちの先祖をエジプトの地から導き上ったとき、彼らに厳しく戒め、また今日に至るまで、繰り返し戒めて、わたしの声に聞き従え、と言ってきた。」と語ります。「しかし、彼らはわたしに耳を傾けず、聞き従わず、おのおのその悪い心のかたくなさのままに歩んだ。」
その結果、「 見よ、わたしは彼らに災いをくだす。彼らはこれを逃れることはできない。わたしに助けを求めて叫んでも、わたしはそれを聞き入れない。あなたを植えられた万軍の主は、あなたについて災いを宣言される。それは、イスラエルの家とユダの家が悪を行い、バアルに香をたいてわたしを怒らせたからだ。」 ということになりました。
しかし、神様の契約の言葉を聞き従うものに与えられる祝福は、数え切れない豊かなものです。神様は、裁きを与えることより、祝福を与えることを願っていますが、人間が神様を拒み続ける時は、最終的に、呪いの裁きが与えられます。
その裁きが来る前に、自分から進んで、悔い改めると神様は、全てを赦し、祝福への道を開いてくださいます。
第1ヨハネ1:9 自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
11:1 主からエレミヤに臨んだ言葉。
11:2 「この契約の言葉を聞け。それをユダの人、エルサレムの住民に告げよ。
11:3 彼らに向かって言え。イスラエルの神、主はこう言われる。この契約の言葉に聞き従わない者は呪われる。
11:4 これらの言葉はわたしがあなたたちの先祖を、鉄の炉であるエジプトの地から導き出したとき、命令として与えたものである。わたしは言った。わたしの声に聞き従い、あなたたちに命じるところをすべて行えば、あなたたちはわたしの民となり、わたしはあなたたちの神となる。
11:5 それは、わたしがあなたたちの先祖に誓った誓いを果たし、今日見るように、乳と蜜の流れる地を彼らに与えるためであった。」わたしは答えて言った。「アーメン、主よ」と。
11:6 主はわたしに言われた。「ユダの町々とエルサレムの通りで、これらの言葉をすべて呼ばわって言え。この契約の言葉を聞き、これを行え。
11:7 わたしは、あなたたちの先祖をエジプトの地から導き上ったとき、彼らに厳しく戒め、また今日に至るまで、繰り返し戒めて、わたしの声に聞き従え、と言ってきた。
11:8 しかし、彼らはわたしに耳を傾けず、聞き従わず、おのおのその悪い心のかたくなさのままに歩んだ。今、わたしは、この契約の言葉をことごとく彼らの上に臨ませる。それを行うことを命じたが、彼らが行わなかったからだ。」
11:9 主はわたしに言われた。「ユダの人とエルサレムの住民が共謀しているのが見える。
11:10 彼らは昔、先祖が犯した罪に戻り、わたしの言葉に聞き従うことを拒み、他の神々に従ってそれらを礼拝している。こうしてイスラエルの家とユダの家は、わたしが彼らの先祖と結んだ契約を破った。」
11:11 それゆえ、主はこう言われる。「見よ、わたしは彼らに災いをくだす。彼らはこれを逃れることはできない。わたしに助けを求めて叫んでも、わたしはそれを聞き入れない。
11:12 ユダの町々とエルサレムの住民は、彼らが香をたいていた神々のところに行って助けを求めるが、災いがふりかかるとき、神々は彼らを救うことができない。
11:13 ユダよ、お前の町の数ほど神々があり、お前たちはエルサレムの通りの数ほど、恥ずべきものへの祭壇とバアルに香をたくための祭壇を設けた。
11:14 あなたは、この民のために祈ってはならない。彼らのために嘆きと祈りの声をあげてはならない。災いのゆえに、彼らがわたしを呼び求めてもわたしは聞き入れない。」
11:15 わたしの家で/わたしの愛する者はどうなったのか。多くの者が悪だくみを行い/献げ物の肉を彼女から取り上げている。あなたに災いがふりかかるとき、むしろ喜べ。
11:16 主はあなたを、美しい実の豊かになる/緑のオリーブと呼ばれた。大いなる騒乱の物音がするとき/火がそれを包み、その枝を損なう。
11:17 あなたを植えられた万軍の主は、あなたについて災いを宣言される。それは、イスラエルの家とユダの家が悪を行い、バアルに香をたいてわたしを怒らせたからだ。
11:18 主が知らせてくださったので/わたしは知った。彼らが何をしているのか見せてくださった。
11:19 わたしは、飼いならされた小羊が/屠り場に引かれて行くように、何も知らなかった。彼らはわたしに対して悪だくみをしていた。「木をその実の盛りに滅ぼし/生ける者の地から絶とう。彼の名が再び口にされることはない。」
11:20 万軍の主よ/人のはらわたと心を究め/正義をもって裁かれる主よ。わたしに見させてください/あなたが彼らに復讐されるのを。わたしは訴えをあなたに打ち明け/お任せします。
11:21 それゆえ、主はこう言われる。アナトトの人々はあなたの命をねらい/「主の名によって預言するな/我々の手にかかって死にたくなければ」と言う。
11:22 それゆえ、万軍の主はこう言われる。「見よ、わたしは彼らに罰を下す。若者らは剣の餌食となり/息子、娘らは飢えて死ぬ。
11:23 ひとりも生き残る者はない。わたしはアナトトの人々に災いをくだす。それは報復の年だ。」