エレミヤ13章 聞け、耳を傾けよ、高ぶってはならない
エレミヤ13章 聞け、耳を傾けよ、高ぶってはならない
聞け、耳を傾けよ、高ぶってはならない
この章では、イスラエルの民とエレミヤ個人と大きく比較されています。
エレミヤは、神様の御声に必ず従いました。理由の説明もなかったのですが、帯を買い腰に締めることから川に帯を置く、そして、数ヶ月経ってから、それを取り出すと役に立たないものとなっている状態になっていることまで、従いました。
しかし、これを通して、神様は、イスラエルと神様との関係を説明していました。これは、目に見えるようなプレゼンテーションでした。
それに比べて、イスラエルの民は、神様の言葉に耳を傾けないまま、心を硬くしていました。
「お前がわたしを忘れ/むなしいものに依り頼んだからだ」
イスラエルの民は、神様を忘れていました。また、むなしい偶像に依り頼んでいました。これが、神様を怒らせた原因でした。
エレミヤは、常に神様を覚え、神様と会話をし、神様の言われたことを尽く行いました。また、全てのむなしいものから離れ、神様に寄り頼んでいました。そこから、神様の御声を聞くようになり、それに従いました。
イスラエルに対する神様の計画は、「わたしはイスラエルのすべての家とユダのすべての家をわたしの身にしっかりと着け、わたしの民とし、名声、栄誉、威光を示すものにしよう、と思った。」ということでした。
しかし、彼らが神様を捨てたので、彼らに災いが来るようになりました。
彼らは、「なぜ、このような事がわたしに起こるのか。」と思うでしょうが、すでに、神様は、これらの理由を説明し、彼らがその事が起きる前に、十分警告を与えています。その理由は、明らかなものです。「お前がわたしを忘れ/むなしいものに依り頼んだからだ」と神様は語りました。
今も、同じ原則が続いています。神様と親しむことで、良い関係を個人的に持つことと、すべての偶像(神様より大事にしている全て)から離れ、神様を寄り頼むことから幸いを得ることが出来ます。
詩篇1:1 いかに幸いなことか/神に逆らう者の計らいに従って歩まず/罪ある者の道にとどまらず/傲慢な者と共に座らず
1:2 主の教えを愛し/その教えを昼も夜も口ずさむ人。
1:3 その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び/葉もしおれることがない。その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。
アブラハム・リー@ゴスペルハウス
13:1 主はわたしにこう言われる。「麻の帯を買い、それを腰に締めよ。水で洗ってはならない。」
13:2 わたしは主の言葉に従って、帯を買い、腰に締めた。
13:3 主の言葉が再びわたしに臨んだ。
13:4 「あなたが買って腰に締めたあの帯をはずし、立ってユーフラテスに行き、そこで帯を岩の裂け目に隠しなさい。」
13:5 そこで、わたしは主が命じられたように、ユーフラテスに行き、帯を隠した。
13:6 多くの月日がたった後、主はわたしに言われた。「立って、ユーフラテスに行き、かつて隠しておくように命じたあの帯を取り出しなさい。」
13:7 わたしはユーフラテスに行き、隠しておいた帯を探し出した。見よ、帯は腐り、全く役に立たなくなっていた。
13:8 主の言葉がわたしに臨んだ。
13:9 主はこう言われる。「このように、わたしはユダの傲慢とエルサレムの甚だしい傲慢を砕く。
13:10 この悪い民はわたしの言葉に聞き従うことを拒み、かたくなな心のままにふるまっている。また、彼らは他の神々に従って歩み、それに仕え、それにひれ伏している。彼らは全く役に立たないこの帯のようになった。
13:11 人が帯を腰にしっかり着けるように、わたしはイスラエルのすべての家とユダのすべての家をわたしの身にしっかりと着け、わたしの民とし、名声、栄誉、威光を示すものにしよう、と思った。しかし、彼らは聞き従わなかった」と主は言われる。
13:12 あなたは彼らにこの言葉を語りなさい。「イスラエルの神、主はこう言われる。かめにぶどう酒を満たすべきだ」と。すると、彼らはあなたに言うだろう。「かめにぶどう酒を満たすべきだということを我々が知らないとでも言うのか」と。
13:13 あなたは彼らに言いなさい。「主はこう言われる。見よ、わたしは、この国のすべての住民、ダビデの王座につくすべての王、祭司、預言者、およびエルサレムのすべての住民を酔いで満たす。
13:14 わたしは、人をその兄弟に、父と子を互いに、打ちつけて砕く。わたしは惜しまず、ためらわず、憐れまず、彼らを全く滅ぼす」と主は言われる。
13:15 聞け、耳を傾けよ、高ぶってはならない。主が語られる。
13:16 あなたたちの神、主に栄光を帰せよ/闇が襲わぬうちに/足が夕闇の山でつまずかぬうちに。光を望んでも、主はそれを死の陰とし/暗黒に変えられる。
13:17 あなたたちが聞かなければ/わたしの魂は隠れた所でその傲慢に泣く。涙が溢れ、わたしの目は涙を流す。主の群れが捕らえられて行くからだ。
13:18 王と太后に言え。「身を低くして座れ。輝かしい冠は/あなたたちの頭から落ちた。」
13:19 ネゲブの町々は閉じられて開く者はなく/ユダはすべて捕囚となり/ことごとく連れ去られた。
13:20 目を上げて、北から襲う者を見よ。あなたにゆだねられた群れ/輝かしい羊の群れはどこにいるのか。
13:21 指導者として育てた人々が/あなたから失われるなら/あなたは何と言うつもりか。女が子を産むときのような苦しみが/必ずあなたをとらえるであろう。
13:22 あなたは心に問うであろう。「なぜ、このような事がわたしに起こるのか。」あなたの重い罪のゆえに/着物の裾は剥ぎ取られ、辱めを受ける。
13:23 クシュ人は皮膚を/豹はまだらの皮を変ええようか。それなら、悪に馴らされたお前たちも/正しい者となりえよう。
13:24 わたしはお前たちを散らす/荒れ野の風に吹き飛ばされるもみ殻のように。
13:25 これがお前の運命/わたしが定めたお前の分である、と主は言われる。∵お前がわたしを忘れ/むなしいものに依り頼んだからだ。
13:26 わたし自身がお前の着物の裾を顔まで上げ/お前の恥はあらわになった。
13:27 お前が姦淫し、いななきの声をあげ/淫行をたくらみ、忌むべき行いをするのを/丘でも野でもわたしは見た。災いだ、エルサレムよ。お前は清いものとはされえない。いつまでそれが続くのか。