エゼキエル8章 イスラエルの罪
エゼキエル8章 イスラエルの罪
エゼキエル8章は、イスラエルの罪について語っています。預言者エゼキエルは、幻のうちに、イスラエルが今まで行った罪の場面を見せられました。その罪の現状は、悲惨なものでした。
6節:「人の子よ、イスラエルの人々がわたしを聖所から遠ざけるために行っている甚だ忌まわしいことを見るか。しかし、あなたは更に甚だしく忌まわしいことを見る。」
10節:入って見ていると、周りの壁一面に、あらゆる地を這うものと獣の憎むべき像、およびイスラエルの家のあらゆる偶像が彫り込まれているではないか。
14節:女たちがタンムズ神のために泣きながら座っているではないか。
16節:主の聖所の入り口で、廊と祭壇の間に、二十五人ほどの人がいて、主の聖所を背にし、顔を東に向けていた。彼らは東に向かって太陽を拝んでいるではないか。
17節:彼らはこの地を不法で満たした。また、わたしの鼻に木の枝を突きつけて、わたしを更に怒らせようとしている。
これらの行いは、390年も続いていました。その間、神様は彼らが神様の元に戻ってくることを待ちながら、あらゆる預言者を送り、メッセージを送り続けていました。しかし、それでも、聞こうともしないイスラエルには、苦難を通して、神様の愛を知らせることが残っていました。これらのすべての苦難の目的は、罰することではなく、その後、イスラエルが神様と正しい関係を保ちながら生活できるように、そして、神様を知るようになることでした。
最後には、神様の御子、イエスさまをこの世に送り、十字架に付けられ、すべての人の罪のために、身代わりとなられました。そこに、神様の愛があります。
この章の出来事は、一部に過ぎませんが、聖書全体が語られるメッセージは、キリストの十字架と死にあります。誰でも、キリストに来る人は、休みを得られます。また、豊かにその命を満喫できます。
感謝!
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
8:1 第六年の六月五日のことである。わたしは自分の家に座っており、ユダの長老たちがわたしの前に座っていた。そのとき、主なる神の御手がわたしの上に下った。
8:2 わたしが見ていると、人の有様のような姿があるではないか。その腰のように見えるところから下は火であり、腰から上は琥珀金の輝きのように光輝に満ちた有様をしていた。
8:3 彼が手の形をしたものを差し伸べて、わたしの髪の毛の房をつかむと、霊はわたしを地と天の間に引き上げ、神の幻のうちにわたしをエルサレムへと運び、北に面する内側の門の入り口に連れて行った。そこには、激怒を起こさせる像が収められていた。
8:4 そこには、かつてわたしが平野で見た有様と同じような、イスラエルの神の栄光があった。
8:5 彼がわたしに、「人の子よ、目を上げて北の方を見なさい」と言ったので、北の方に目を上げると、門の北側に祭壇があり、入り口にはまさにその激怒を招く像があるではないか。
8:6 彼はわたしに言った。「人の子よ、イスラエルの人々がわたしを聖所から遠ざけるために行っている甚だ忌まわしいことを見るか。しかし、あなたは更に甚だしく忌まわしいことを見る。」
8:7 彼はわたしを庭の入り口に連れて行った。見ると、壁に一つの穴があるではないか。
8:8 彼がわたしに、「人の子よ、壁に穴をうがちなさい」と言ったので、壁に穴をうがつと、そこに一つの入り口があるではないか。
8:9 彼は、「入って、彼らがここで行っている邪悪で忌まわしいことを見なさい」と言った。
8:10 入って見ていると、周りの壁一面に、あらゆる地を這うものと獣の憎むべき像、およびイスラエルの家のあらゆる偶像が彫り込まれているではないか。
8:11 その前に、イスラエルの長老七十人が、シャファンの子ヤアザンヤを中心にして立っていた。彼らは、それぞれ香炉を手にしており、かぐわしい煙が立ち昇っていた。
8:12 彼はわたしに言った。「人の子よ、イスラエルの家の長老たちが、闇の中でおのおの、自分の偶像の部屋で行っていることを見たか。彼らは、主は我々を御覧にならない。主はこの地を捨てられたと言っている。」
8:13 彼はまた、わたしに言った。「あなたは、彼らが行っている更に甚だしく忌まわしいことを見る」と。
8:14 彼はわたしを、主の神殿の北に面した門の入り口に連れて行った。そこには、女たちがタンムズ神のために泣きながら座っているではないか。
8:15 そこで彼はわたしに言った。「人の子よ、見たか。あなたは、これより更に甚だしく忌まわしいことを見る」と。
8:16 彼はわたしを主の神殿の中庭に連れて行った。すると、主の聖所の入り口で、廊と祭壇の間に、二十五人ほどの人がいて、主の聖所を背にし、顔を東に向けていた。彼らは東に向かって太陽を拝んでいるではないか。
8:17 彼はわたしに言った。「人の子よ、見たか。ユダの家がここで数々の忌まわしいことを行っているのは些細なことであろうか。彼らはこの地を不法で満たした。また、わたしの鼻に木の枝を突きつけて、わたしを更に怒らせようとしている。
8:18 わたしも憤って行い、慈しみの目を注ぐことも、憐れみをかけることもしない。彼らがわたしの耳に向かって大声をあげても、わたしは彼らに聞きはしない。」