エゼキエル19章 悲しみの歌
エゼキエル19章 悲しみの歌
この章は、イスラエルの君侯たちのために、エゼキエルが歌った悲しい歌の内容です。基本的にこれは「詩」です。ここで言う獅子をイスラエルの君侯として例えられています。また、ぶどうの枝も同様です。
若獅子に成長したのですが、人々を餌食としたので、諸国の民がその若獅子を捕らえました。
ぶどうの木は、太い枝を多数出しましたが、また、これも怒りによりなくなりました。
19:12 怒りによって、木は引き抜かれ、地に投げ捨てられた。東風はその実を枯らし、強い枝はもぎ取られて枯れ、火がそれを焼き尽くした。
19:13 今や、その木は、荒れ野に、乾いた水なき地に、移し植えられた。
この歌は預言でもあります。イスラエルがこれから行く先を表します。この歌を歌うエゼキエルには、涙が止まらなかったでしょう。
以下の動画は、一つの例ですが、日本の演歌のような歌です。
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悲しみの中から希望を見だすことができることを祈ります。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
19:1 イスラエルの君侯たちのために、あなたは悲しみの歌をうたって、
19:2 言いなさい。お前の母は獅子たちの中にあって/どんな雌獅子だったろうか。お前の母は子獅子の間に伏し/若獅子たちを育てた。
19:3 お前の母は子獅子の中から一頭を取り上げた。その子獅子は若獅子に成長し/獲物を取ることを覚え/人々を餌食とした。
19:4 しかし、諸国の民は子獅子について聞いた。罠に捕らえられ、鉤にかけられて/エジプトの地へ連れて行かれたと。
19:5 お前の母は期待が破れ、望みがうせたのを見て/別の子獅子を取り、若獅子に育てた。
19:6 この子獅子は獅子たちの間を歩き回り/若獅子に成長し/獲物を取ることを覚え/人々を餌食とした。
19:7 彼は彼らの城郭を破壊し、町々を荒廃させた。そのほえたける声に/地と地を満たすものはおびえた。
19:8 諸国民は周囲の国々から彼に立ち向かい/彼の上に網を広げ/彼は罠に捕らえられた。
19:9 彼は鉤にかけられ、籠に入れられ/バビロンの王のもとに連れて行かれた。彼らは獄に彼を閉じ込め/二度とその声が、イスラエルの山々に/聞こえないようにした。
19:10 お前の母は水のほとりに植えられた/園のぶどうの木のようだ。多くの水のゆえに/豊かに実を結ぶ枝を張った。
19:11 その木には/支配者たちの杖となる強い枝があった。丈は雲間に届くほど高くなり/丈高く、枝が多いゆえに際立って見えた。
19:12 怒りによって、木は引き抜かれ/地に投げ捨てられた。東風はその実を枯らし/強い枝はもぎ取られて枯れ/火がそれを焼き尽くした。
19:13 今や、その木は/荒れ野に、乾いた水なき地に/移し植えられた。
19:14 また、若枝の茂る太い枝から/火が出て、実を焼き尽くした。それゆえ、この木には/支配者の杖となる強い枝はなくなった。この歌は悲しみの歌。悲しみの歌としてうたわれた。