Ⅰペテロ2章 生ける石として
Ⅰペテロ2:4,5a
主のもとに来なさい。主は、人には捨てられたが、神の目には、選ばれた、尊い、生ける石です。あなたがたも生ける石として、霊の家に築きあげられなさい。
Ⅰペテロ2:4~8にはよく”石”という言葉が出てきますが、なぜ
石なのでしょうか?生ける石とはどういう意味でしょうか?
それは揺り動かされない者であることではないかと思います。
石は自分では動くことができません。
しっかりと地面に据わっています。
しかし川の中の石はどうでしょうか?
大きくて重い石はどんなに流れが強くても動くことはありませんが、
軽くて小さな石はすぐ流されてしまいます。
今の世の中は川の流れと同じで、
たくさんの情報や人々が私たちを取り巻いています。
しかしこの世と妥協したり、調子を合わせたりすることを
神様は願っておられません。(ローマ12:2)
つまり、私たちがこの世の強い流れの中にあっても、石のように
揺り動かされない者になることを神様は願われています。
6節には
なぜなら、聖書にこうあるからです。
「見よ。わたしはシオンに、選ばれた石、
尊い礎石をおく。彼に信頼する者は
決して失望することがない。」
と書かれてあります。
この「選ばれた石、尊い礎石」とはイエス・キリストのことです。
そして彼に信頼する者は決して失望することがないのです。
揺り動かされない者には当然、揺り動かされることのない信仰があります。
自分が弱く、小さな者であることを認め、礎の石であるイエス・キリストに
信仰を持って頼る人こそが揺り動かされない者なのです。
私自身、いつも人に合わせてしまい、本当に自分が
どこにいるのかわからないような時期もありました。
当に小さくて軽い、いつも流されてしまう石のようでした。
しかし、決して揺るぐことのない、変わることのない方に頼る時、
私たちも揺るがない、生ける石となることができます。
私たちの最高の望みであるイエス様に信頼しましょう。