ミカ書3章 神の答
ミカ書3章 神の答
預言者ミカの時代には、イスラエルの国全体が公義のない時代にいました。
ミカは、イスラエルについてこのように語りました。
「あなたがたは善を憎み、悪を愛し、わが民の身から皮をはぎ、その骨から肉をそぎ、またわが民の肉を食らい、その皮をはぎ、その骨を砕き、これを切りきざんで、なべに入れる食物のようにし、大なべに入れる肉のようにする。」
特に、イスラエルを惑わす預言者については、「彼らは食べ物のある時には、「平安」を叫ぶけれども、その口に何も与えない者にむかっては、宣戦を布告する。それゆえ、あなたがたには夜があっても幻がなく、暗やみがあっても占いがない。太陽はその預言者たちに没し、昼も彼らの上に暗くなる。」と言いました。
彼らには、イスラエルに必要な答えがなかったのです。なぜなら、彼らには「神の答」がないからです。
個人でも国全体でも自分で全ての人生の問題の解決を探しても、その答えはどこにもありません。あるように見えることは多くあります。また、提案や代案として提示されるものはいくらでもありますが、「神の答」がありません。「神の答」は、人間の根本的な解決であり、永遠に残るものです。これを知らずにいくら沢山のことを行ったとしても、それは虚しいことです。なぜなら、それはその時にあっては、すぐになくなるからです。
永遠に残るものを手にするには、神の答を聞き入れることが必要です。
その答えは、聖書にあります。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Mic 3:1 わたしは言った、ヤコブのかしらたちよ、イスラエルの家のつかさたちよ、聞け、公義はあなたがたの知っておるべきことではないか。
Mic 3:2 あなたがたは善を憎み、悪を愛し、わが民の身から皮をはぎ、その骨から肉をそぎ、
Mic 3:3 またわが民の肉を食らい、その皮をはぎ、その骨を砕き、これを切りきざんで、なべに入れる食物のようにし、大なべに入れる肉のようにする。
Mic 3:4 こうして彼らが主に呼ばわっても、主はお答えにならない。かえってその時には、み顔を彼らに隠される。彼らのおこないが悪いからである。
Mic 3:5 わが民を惑わす預言者について主はこう言われる、彼らは食べ物のある時には、「平安」を叫ぶけれども、その口に何も与えない者にむかっては、宣戦を布告する。
Mic 3:6 それゆえ、あなたがたには夜があっても幻がなく、暗やみがあっても占いがない。太陽はその預言者たちに没し、昼も彼らの上に暗くなる。
Mic 3:7 先見者は恥をかき、占い師は顔をあからめ、彼らは皆そのくちびるをおおう。神の答がないからである。
Mic 3:8 しかしわたしは主のみたまによって力に満ち、公義と勇気とに満たされ、ヤコブにそのとがを示し、イスラエルにその罪を示すことができる。
Mic 3:9 ヤコブの家のかしらたち、イスラエルの家のつかさたちよ、すなわち公義を憎み、すべての正しい事を曲げる者よ、これを聞け。
Mic 3:10 あなたがたは血をもってシオンを建て、不義をもってエルサレムを建てた。
Mic 3:11 そのかしらたちは、まいないをとってさばき、その祭司たちは価をとって教え、その預言者たちは金をとって占う。しかもなお彼らは主に寄り頼んで、「主はわれわれの中におられるではないか、だから災はわれわれに臨むことがない」と言う。
Mic 3:12 それゆえ、シオンはあなたがたのゆえに田畑となって耕され、エルサレムは石塚となり、宮の山は木のおい茂る高い所となる。