ハバクク書1章 主よ、あなたは彼らをさばきのために備えられた
ハバクク書1章 主よ、あなたは彼らをさばきのために備えられた
預言者ハバククは、神様から示された託宣を受け取りました。
イスラエルの現状は、このように説明されています。
「略奪と暴虐がわたしの前にあり、また論争があり、闘争も起っている。
律法はゆるみ、公義は行われず、悪人は義人を囲み、公義は曲げて行われている。 」
これに対して神様の計画は、周りの異邦の国を大きくし、彼らを通してイスラエルを裁かれることでした。
神様は、「見よ、わたしはカルデヤびとを興す。」と語りました。
そして、カルデヤびとを通して、イスラエルは、悲惨な状況に襲われます。そして、その現状は、明らかに呪われたもののようになります。
この状況を与えられた神様は、彼らを罰することが全てではなく、彼らが悔い改め、神様に近づき、神様の律法と定めを守り行わせ、彼らを幸せに生きるように導くことです。
全ての苦難は、意味があります。解決は「神様に近づき、神様に求める」ことです。そこに助けがあり、解決があります。目に見えない神様は、空気のようにどこにもいらっしゃいますので、その置かれた場所で、神様を呼び求めてください。
「求めなさい。そうすれば与えられます。」
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Hab 1:1 預言者ハバククが見た神の託宣。
Hab 1:2 主よ、わたしが呼んでいるのに、いつまであなたは聞きいれて下さらないのか。わたしはあなたに「暴虐がある」と訴えたが、あなたは助けて下さらないのか。
Hab 1:3 あなたは何ゆえ、わたしによこしまを見せ、何ゆえ、わたしに災を見せられるのか。略奪と暴虐がわたしの前にあり、また論争があり、闘争も起っている。
Hab 1:4 それゆえ、律法はゆるみ、公義は行われず、悪人は義人を囲み、公義は曲げて行われている。
Hab 1:5 諸国民のうちを望み見て、驚け、そして怪しめ。わたしはあなたがたの日に一つの事をする。人がこの事を知らせても、あなたがたはとうてい信じまい。
Hab 1:6 見よ、わたしはカルデヤびとを興す。これはたけく、激しい国民であって、地を縦横に行きめぐり、自分たちのものでないすみかを奪う。
Hab 1:7 これはきびしく、恐ろしく、そのさばきと威厳とは彼ら自身から出る。
Hab 1:8 その馬はひょうよりも速く、夜のおおかみよりも荒い。その騎兵は威勢よく進む。すなわち、その騎兵は遠い所から来る。彼らは物を食おうと急ぐわしのように飛ぶ。
Hab 1:9 彼らはみな暴虐のために来る。彼らを恐れる恐れが彼らの前を行く。彼らはとりこを砂のように集める。
Hab 1:10 彼らは王たちを侮り、つかさたちをあざける。彼らはすべての城をあざ笑い、土を積み上げてこれを奪う。
Hab 1:11 こうして、彼らは風のようになぎ倒して行き過ぎる。彼らは罪深い者で、おのれの力を神となす。
Hab 1:12 わが神、主、わが聖者よ。あなたは永遠からいますかたではありませんか。わたしたちは死んではならない。主よ、あなたは彼らをさばきのために備えられた。岩よ、あなたは彼らを懲しめのために立てられた。
Hab 1:13 あなたは目が清く、悪を見られない者、また不義を見られない者であるのに、何ゆえ不真実な者に目をとめていられるのですか。悪しき者が自分よりも正しい者を、のみ食らうのに、何ゆえ黙っていられるのですか。
Hab 1:14 あなたは人を海の魚のようにし、治める者のない這う虫のようにされる。
Hab 1:15 彼はつり針でこれをことごとくつり上げ、網でこれを捕え、引き網でこれを集め、こうして彼は喜び楽しむ。
Hab 1:16 それゆえ、彼はその網に犠牲をささげ、その引き網に香をたく。これによって彼はぜいたくに暮し、その食物も豊かになるからである。
Hab 1:17 それで、彼はいつまでもその網の獲物を取り入れて、無情にも諸国民を殺すのであろうか。