ゼカリヤ書12章 ダビデの家およびエルサレムの住民に、恵みと祈の霊とを注ぐ
ゼカリヤ書12章 ダビデの家およびエルサレムの住民に、恵みと祈の霊とを注ぐ
神様は、預言者ゼカリヤを通して、イスラエルが守られることを予言しました。周りの国々が攻め囲まれるときも、守られる約束です。
「わたし(神様)はエルサレムに攻めて来る国民を、ことごとく滅ぼそうと努める。」
また、「わたしはダビデの家およびエルサレムの住民に、恵みと祈の霊とを注ぐ。」と語りました。これは、彼らの嘆く祈りの言葉を通して、神様の働きがなさることを意味しています。
神様は、働きを展開するとき、私たちの祈りを用いてくださいます。神様は万能の力がありますから、御使いを送ってどんなことでもできます。しかし、神様は、私たちの自由意思を与えてくださいました。その自由意思は、神様により尊重されます。神様を受け入れることも、拒むこともできます。しかし、神様を受け入れる人には、明らかな祝福を約束しています。栄光に富んだ生き方があります。
今、この章では、その約束と預言が彼らの祈りを通して現れることです。
歴史の主である神様は、今も私たちの祈りを用いて神様の働きを進めています。神様は、神様の心に適う人々を今も探しています。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Zec 12:1 託宣 イスラエルについての主の言葉。すなわち天をのべ、地の基をすえ、人の霊をその中に造られた主は、こう仰せられる、
Zec 12:2 「見よ、わたしはエルサレムを、その周囲にあるすべての民をよろめかす杯にしようとしている。これはエルサレムの攻め囲まれる時、ユダにも及ぶ。
Zec 12:3 その日には、わたしはエルサレムをすべての民に対して重い石とする。これを持ちあげる者はみな大傷を受ける。地の国々の民は皆集まって、これを攻める。
Zec 12:4 主は言われる、その日には、わたしはすべての馬を撃って驚かせ、その乗り手を撃って狂わせる。しかし、もろもろの民の馬を、ことごとく撃って、めくらとするとき、ユダの家に対しては、わたしの目を開く。
Zec 12:5 その時ユダの諸族は、その心の中に『エルサレムの住民は、その神、万軍の主によって力強くなった』と言う。
Zec 12:6 その日には、わたしはユダの諸族を、たきぎの中の火皿のようにし、麦束の中のたいまつのようにする。彼らは右に左に、その周囲にあるすべての民を、焼き滅ぼす。しかしエルサレムはなお、そのもとの所、すなわちエルサレムで、人の住む所となる。
Zec 12:7 主はまずユダの幕屋を救われる。これはダビデの家の光栄と、エルサレムの住民の光栄とが、ユダの光栄にまさることのないようにするためである。
Zec 12:8 その日、主はエルサレムの住民を守られる。彼らの中の弱い者も、その日には、ダビデのようになる。またダビデの家は神のように、彼らに先だつ主の使のようになる。
Zec 12:9 その日には、わたしはエルサレムに攻めて来る国民を、ことごとく滅ぼそうと努める。
Zec 12:10 わたしはダビデの家およびエルサレムの住民に、恵みと祈の霊とを注ぐ。彼らはその刺した者を見る時、ひとり子のために嘆くように彼のために嘆き、ういごのために悲しむように、彼のためにいたく悲しむ。
Zec 12:11 その日には、エルサレムの嘆きは、メギドの平野にあったハダデ・リンモンのための嘆きのように大きい。
Zec 12:12 国じゅう、氏族おのおの別れて嘆く。すなわちダビデの家の氏族は別れて嘆き、その妻たちも別れて嘆く。ナタンの家の氏族は別れて嘆き、その妻たちも別れて嘆く。
Zec 12:13 レビの家の氏族は別れて嘆き、その妻たちも別れて嘆く。シメイの氏族は別れて嘆き、その妻たちも別れて嘆く。
Zec 12:14 その他の氏族も皆別れて嘆き、その妻たちも別れて嘆くのである。