2025年9月24日
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ローマ人への手紙7章 律法の役目と罪の法則

ローマ人への手紙7章 律法の役目と罪の法則

grapes2015

モーセを通してユダヤ人たちに与えられた律法は、どんな役目があるのでしょうか?それは、わたしたちが罪人であることを示します。モーセの十戒を犯してない人はいません。人を殺してはならない、盗んではならない。人のものを欲しがってはならない。人を殺すことや盗んだことが無くても、人に馬鹿というものは、殺人と同じであるとイエス様は教えました。女の人を見て心で貪欲を持っていたら、姦淫の罪を犯したことと同じであるということです。人の持っている者を欲しがってもいけないということです。これらのことを一度もしていない人はいないでしょう。

上記の律法は、すべての人が罪人であることを教えます。これが、律法の役目です。このような罪の結果は、死です。

もう一つのことは、わたしの肉には善を行いたいのに、肉にはしたくない悪を心に企むことです。これが、肉の罪の原則です。これらの罪のことが私たちの肉を支配し、欲に任されてしましがちです。このような現状から誰が私たちを引き上げることができるでしょうか?

これらのことがこの章でパウロがローマのクリスチャンたちに語る内容です。

ゴスペルハウス
アブラハム・リー

Rom 7:1 それとも、兄弟たちよ。あなたがたは知らないのか。わたしは律法を知っている人々に語るのであるが、律法は人をその生きている期間だけ支配するものである。
Rom 7:2 すなわち、夫のある女は、夫が生きている間は、律法によって彼につながれている。しかし、夫が死ねば、夫の律法から解放される
Rom 7:3 であるから、夫の生存中に他の男に行けば、その女は淫婦と呼ばれるが、もし夫が死ねば、その律法から解かれるので、他の男に行っても、淫婦とはならない

Rom 7:4 わたしの兄弟たちよ。このように、あなたがたも、キリストのからだをとおして、律法に対して死んだのである。それは、あなたがたが他の人、すなわち、死人の中からよみがえられたかたのものとなりこうして、わたしたちが神のために実を結ぶに至るためなのである。
Rom 7:5 というのは、わたしたちが肉にあった時には、律法による罪の欲情が、死のために実を結ばせようとして、わたしたちの肢体のうちに働いていた
Rom 7:6 しかし今は、わたしたちをつないでいたものに対して死んだので、わたしたちは律法から解放され、その結果、古い文字によってではなく、新しい霊によって仕えているのである。

Rom 7:7 それでは、わたしたちは、なんと言おうか。律法は罪なのか。断じてそうではない。しかし、律法によらなければ、わたしは罪を知らなかったであろう。すなわち、もし律法が「むさぼるな」と言わなかったら、わたしはむさぼりなるものを知らなかったであろう。
Rom 7:8 しかるに、罪は戒めによって機会を捕え、わたしの内に働いて、あらゆるむさぼりを起させた。すなわち、律法がなかったら、罪は死んでいるのである
Rom 7:9 わたしはかつては、律法なしに生きていたが、戒めが来るに及んで、罪は生き返り、
Rom 7:10 わたしは死んだ。そして、いのちに導くべき戒めそのものが、かえってわたしを死に導いて行くことがわかった
Rom 7:11 なぜなら、罪は戒めによって機会を捕え、わたしを欺き、戒めによってわたしを殺したからである。
Rom 7:12 このようなわけで、律法そのものは聖なるものであり、戒めも聖であって、正しく、かつ善なるものである。

Rom 7:13 では、善なるものが、わたしにとって死となったのか。断じてそうではない。それはむしろ、罪の罪たることが現れるための、罪のしわざである。すなわち、罪は、戒めによって、はなはだしく悪性なものとなるために、善なるものによってわたしを死に至らせたのである
Rom 7:14 わたしたちは、律法は霊的なものであると知っている。しかし、わたしは肉につける者であって、罪の下に売られているのである。
Rom 7:15 わたしは自分のしていることが、わからない。なぜなら、わたしは自分の欲する事は行わず、かえって自分の憎む事をしているからである。
Rom 7:16 もし、自分の欲しない事をしているとすれば、わたしは律法が良いものであることを承認していることになる。
Rom 7:17 そこで、この事をしているのは、もはやわたしではなく、わたしの内に宿っている罪である

Rom 7:18 わたしの内に、すなわち、わたしの肉の内には、善なるものが宿っていないことを、わたしは知っている。なぜなら、善をしようとする意志は、自分にあるが、それをする力がないからである。
Rom 7:19 すなわち、わたしの欲している善はしないで、欲していない悪は、これを行っている
Rom 7:20 もし、欲しないことをしているとすれば、それをしているのは、もはやわたしではなく、わたしの内に宿っている罪である
Rom 7:21 そこで、善をしようと欲しているわたしに、悪がはいり込んでいるという法則があるのを見る。
Rom 7:22 すなわち、わたしは、内なる人としては神の律法を喜んでいるが、
Rom 7:23 わたしの肢体には別の律法があって、わたしの心の法則に対して戦いをいどみ、そして、肢体に存在する罪の法則の中に、わたしをとりこにしているのを見る。
Rom 7:24 わたしは、なんというみじめな人間なのだろうだれが、この死のからだから、わたしを救ってくれるだろうか
Rom 7:25 わたしたちの主イエス・キリストによって、神は感謝すべきかな。このようにして、わたし自身は、心では神の律法に仕えているが、肉では罪の律法に仕えているのである。

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