ローマ人への手紙 第11章 万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである
ローマ人への手紙 第11章 万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである
この章は、イスラエルの救いについてパウロが書いた手紙の一部です。
9章から11章まで続くもので、今日は11章です。
神様は、イスラエルを見捨てないことで、最後にはイスラエルが全て救われることへたどり着きます。
パウロの時代には、ユダヤ人がパウロを殺そうとしていました。福音を聞こうともしないで、変えてパウロの伝える福音を異端のように扱っていました。しかし、神様の選びの民として、必ず神様は彼らを神様の元に戻されることを語っています。
「イスラエル人は、すべて救われるであろう。」
「神の賜物と召しとは、変えられることがない。」
ローマ書 11:34 「だれが、主の心を知っていたか。だれが、主の計画にあずかったか。
11:35 また、だれが、まず主に与えて、その報いを受けるであろうか」。
神様が想像されたすべての被造物は、神様に戻ります。
「万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである。」
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Rom 11:1 そこで、わたしは問う、「神はその民を捨てたのであろうか」。断じてそうではない。わたしもイスラエル人であり、アブラハムの子孫、ベニヤミン族の者である。
Rom 11:2 神は、あらかじめ知っておられたその民を、捨てることはされなかった。聖書がエリヤについてなんと言っているか、あなたがたは知らないのか。すなわち、彼はイスラエルを神に訴えてこう言った。
Rom 11:3 「主よ、彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇をこぼち、そして、わたしひとりが取り残されたのに、彼らはわたしのいのちをも求めています」。
Rom 11:4 しかし、彼に対する御告げはなんであったか、
「バアルにひざをかがめなかった七千人
を、わたしのために残しておいた」。
Rom 11:5 それと同じように、今の時にも、
恵みの選びによって残された者
がいる。
Rom 11:6 しかし、恵みによるのであれば、もはや行いによるのではない。そうでないと、恵みはもはや恵みでなくなるからである。
Rom 11:7 では、どうなるのか。イスラエルはその追い求めているものを得ないで、ただ選ばれた者が、それを得た。そして、他の者たちはかたくなになった。
Rom 11:8 「神は、彼らに鈍い心と、見えない目と、聞えない耳とを与えて、きょう、この日に及んでいる」と書いてあるとおりである。
Rom 11:9 ダビデもまた言っている、「彼らの食卓は、彼らのわなとなれ、網となれ、つまずきとなれ、報復となれ。
Rom 11:10 彼らの目は、くらんで見えなくなれ、彼らの背は、いつまでも曲っておれ」。
Rom 11:11 そこで、わたしは問う、「彼らがつまずいたのは、倒れるためであったのか」。断じてそうではない。かえって、彼らの罪過によって、救が異邦人に及び、それによってイスラエルを奮起させるためである。
Rom 11:12 しかし、もし、彼らの罪過が世の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となったとすれば、まして彼らが全部救われたなら、どんなにかすばらしいことであろう。
Rom 11:13 そこでわたしは、あなたがた異邦人に言う。わたし自身は異邦人の使徒なのであるから、わたしの務を光栄とし、
Rom 11:14 どうにかしてわたしの骨肉を奮起させ、彼らの幾人かを救おうと願っている。
Rom 11:15 もし彼らの捨てられたことが世の和解となったとすれば、彼らの受けいれられることは、死人の中から生き返ることではないか。
Rom 11:16 もし、麦粉の初穂がきよければ、そのかたまりもきよい。もし根がきよければ、その枝もきよい。
Rom 11:17 しかし、もしある枝が切り去られて、野生のオリブであるあなたがそれにつがれ、オリブの根の豊かな養分にあずかっているとすれば、
Rom 11:18 あなたはその枝に対して誇ってはならない。たとえ誇るとしても、あなたが根をささえているのではなく、根があなたをささえているのである。
Rom 11:19 すると、あなたは、「枝が切り去られたのは、わたしがつがれるためであった」と言うであろう。
Rom 11:20 まさに、そのとおりである。彼らは不信仰のゆえに切り去られ、あなたは信仰のゆえに立っているのである。高ぶった思いをいだかないで、むしろ恐れなさい。
Rom 11:21 もし神が元木の枝を惜しまなかったとすれば、あなたを惜しむようなことはないであろう。
Rom 11:22 神の慈愛と峻厳とを見よ。神の峻厳は倒れた者たちに向けられ、神の慈愛は、もしあなたがその慈愛にとどまっているなら、あなたに向けられる。そうでないと、あなたも切り取られるであろう。
Rom 11:23 しかし彼らも、不信仰を続けなければ、つがれるであろう。神には彼らを再びつぐ力がある。
Rom 11:24 なぜなら、もしあなたが自然のままの野生のオリブから切り取られ、自然の性質に反して良いオリブにつがれたとすれば、まして、これら自然のままの良い枝は、もっとたやすく、元のオリブにつがれないであろうか。
Rom 11:25 兄弟たちよ。あなたがたが知者だと自負することのないために、この奥義を知らないでいてもらいたくない。一部のイスラエル人がかたくなになったのは、異邦人が全部救われるに至る時までのことであって、
Rom 11:26 こうして、イスラエル人は、すべて救われるであろう。すなわち、次のように書いてある、「救う者がシオンからきて、ヤコブから不信心を追い払うであろう。
Rom 11:27 そして、これが、彼らの罪を除き去る時に、彼らに対して立てるわたしの契約である」。
Rom 11:28 福音について言えば、彼らは、あなたがたのゆえに、神の敵とされているが、選びについて言えば、父祖たちのゆえに、神に愛せられる者である。
Rom 11:29 神の賜物と召しとは、変えられることがない。
Rom 11:30 あなたがたが、かつては神に不従順であったが、今は彼らの不従順によってあわれみを受けたように、
Rom 11:31 彼らも今は不従順になっているが、それは、あなたがたの受けたあわれみによって、彼ら自身も今あわれみを受けるためなのである。
Rom 11:32 すなわち、神はすべての人をあわれむために、すべての人を不従順のなかに閉じ込めたのである。
Rom 11:33 ああ深いかな、神の知恵と知識との富は。そのさばきは窮めがたく、その道は測りがたい。
Rom 11:34 「だれが、主の心を知っていたか。だれが、主の計画にあずかったか。
Rom 11:35 また、だれが、まず主に与えて、その報いを受けるであろうか」。
Rom 11:36 万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである。栄光がとこしえに神にあるように、アァメン。