第2コリント人への手紙 第5章 神の和解を受けなさい
第2コリント人への手紙 第5章 神の和解を受けなさい
私たちの体は、「地上の幕屋」に比べられています。人間の肉体の中に私たちの魂がいるわけです。死というのは、この肉体から自分の魂が離れることです。離れた魂は、いずれかは、神様の前に立ち裁判を受けます。地上で行ったことに従ってそれぞれ裁判を受けるようになります。肉体は、古くなります。しかし、私たちの魂は、毎日新しくなることができます。
「この幕屋の中にいるわたしたちは、重荷を負って苦しみもだえている。それを脱ごうと願うからではなく、その上に着ようと願うからであり、それによって、死ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。わたしたちを、この事にかなう者にして下さったのは、神である。そして、神はその保証として御霊をわたしたちに賜わったのである。」
この死ぬべき体の上に信仰による義を身につけることや心に賜った御霊により、私たちは新しくなります。
「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。」
すべての過ちが赦され、新たな生きる目的が与えられ、その道筋に沿って歩むことが、永遠の命への道であります。
「しかし、すべてこれらの事は、神から出ている。神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させました。神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。」
神様は、罪のないイエス様を私たちの代わりに死に私、私たちが受けるべき死刑を代わりに受けさせました。これにより、私たちを和解させました。そして、キリストの十字架の死と復活を信じる私たちを義とさせて下さるので、これを和解と言います。
「そこで、キリストに代って願う、神の和解を受けなさい。」
これが、使徒パウロが私たちに願うことです。「神の和解をうけなさい!」
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
2Co 5:1 わたしたちの住んでいる地上の幕屋がこわれると、神からいただく建物、すなわち天にある、人の手によらない永遠の家が備えてあることを、わたしたちは知っている。
2Co 5:2 そして、天から賜わるそのすみかを、上に着ようと切に望みながら、この幕屋の中で苦しみもだえている。
2Co 5:3 それを着たなら、裸のままではいないことになろう。
2Co 5:4 この幕屋の中にいるわたしたちは、重荷を負って苦しみもだえている。それを脱ごうと願うからではなく、その上に着ようと願うからであり、それによって、死ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。
2Co 5:5 わたしたちを、この事にかなう者にして下さったのは、神である。そして、神はその保証として御霊をわたしたちに賜わったのである。
2Co 5:6 だから、わたしたちはいつも心強い。そして、肉体を宿としている間は主から離れていることを、よく知っている。
2Co 5:7 わたしたちは、見えるものによらないで、信仰によって歩いているのである。
2Co 5:8 それで、わたしたちは心強い。そして、むしろ肉体から離れて主と共に住むことが、願わしいと思っている。
2Co 5:9 そういうわけだから、肉体を宿としているにしても、それから離れているにしても、ただ主に喜ばれる者となるのが、心からの願いである。
2Co 5:10 なぜなら、わたしたちは皆、キリストのさばきの座の前にあらわれ、善であれ悪であれ、自分の行ったことに応じて、それぞれ報いを受けねばならないからである。
2Co 5:11 このようにわたしたちは、主の恐るべきことを知っているので、人々に説き勧める。わたしたちのことは、神のみまえには明らかになっている。さらに、あなたがたの良心にも明らかになるようにと望む。
2Co 5:12 わたしたちは、あなたがたに対して、またもや自己推薦をしようとするのではない。ただわたしたちを誇る機会を、あなたがたに持たせ、心を誇るのではなく うわべだけを誇る人々に答えうるようにさせたいのである。
2Co 5:13 もしわたしたちが、気が狂っているのなら、それは神のためであり、気が確かであるのなら、それはあなたがたのためである。
2Co 5:14 なぜなら、キリストの愛がわたしたちに強く迫っているからである。わたしたちはこう考えている。
ひとりの人がすべての人のために死んだ以上、すべての人が死んだのである。
2Co 5:15 そして、彼がすべての人のために死んだのは、生きている者がもはや自分のためにではなく、自分のために死んでよみがえったかたのために、生きるためである。
2Co 5:16 それだから、わたしたちは今後、だれをも肉によって知ることはすまい。かつてはキリストを肉によって知っていたとしても、今はもうそのような知り方をすまい。
2Co 5:17 だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。
2Co 5:18 しかし、すべてこれらの事は、神から出ている。神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させ、かつ和解の務をわたしたちに授けて下さった。
2Co 5:19 すなわち、神はキリストにおいて世をご自分に和解させ、その罪過の責任をこれに負わせることをしないで、わたしたちに和解の福音をゆだねられたのである。
2Co 5:20 神がわたしたちをとおして勧めをなさるのであるから、わたしたちはキリストの使者なのである。そこで、キリストに代って願う、神の和解を受けなさい。
2Co 5:21 神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。