第2コリント人への手紙 第7章 神のみこころに添う
第2コリント人への手紙 第7章 神のみこころに添う
パウロとコリントの教会の間での関係は、親密な関係がありました。親と子供のような関係に近いことがあります。
パウロは、正直なことばで、話しづらいことも彼らに有益であれば、一つ残さず語っていました。その中で、この章では、テトスという人がいて、コリントのクリスチャンたちと共にいて大変慰められたことやコリントのクリスチャンたちがパウロのことをとっても大事にしていることなどをテトスを通して、伝わりました。それが、パウロに喜びとなり、その嬉しさを彼らに伝えています。
しかし、パウロが以前送った手紙を通して、コリントのクリスチャンたちは、大きな変化を受けました。それは、このタイトルにあるように、「神のみこころに添う」ことでした。
私たちは、自分の判断で、自分なりの道を選びます。しかし、パウロの手紙により、コリントのクリスチャンたちは、自分の道から、「神のみこころに添う」ことができたのです。自分の選択において、神様の御心に沿って歩む決心は、クリスチャンの生活において、とっても重要なことです。
これは、神様が一番良いことを知り、そして、自分のために一番良い道を導いていることを信頼する時、初めてできることであるからです。
コリントのクリスチャンたちは、神様を信頼し、自分の道から、神様の御心に従って歩みました。これが、パウロにとって、一番嬉しいことだと思います。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
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2Co 7:1 愛する者たちよ。わたしたちは、このような約束を与えられているのだから、肉と霊とのいっさいの汚れから自分をきよめ、神をおそれて全く清くなろうではないか。
2Co 7:2 どうか、わたしたちに心を開いてほしい。わたしたちは、だれにも不義をしたことがなく、だれをも破滅におとしいれたことがなく、だれからもだまし取ったことがない。
2Co 7:3 わたしは、責めるつもりでこう言うのではない。前にも言ったように、あなたがたはわたしの心のうちにいて、わたしたちと生死を共にしているのである。
2Co 7:4 わたしはあなたがたを大いに信頼し、大いに誇っている。また、あふれるばかり慰めを受け、あらゆる患難の中にあって喜びに満ちあふれている。
2Co 7:5 さて、マケドニヤに着いたとき、わたしたちの身に少しの休みもなく、さまざまの患難に会い、外には戦い、内には恐れがあった。
2Co 7:6 しかるに、うちしおれている者を慰める神は、テトスの到来によって、わたしたちを慰めて下さった。
2Co 7:7 ただ彼の到来によるばかりではなく、彼があなたがたから受けたその慰めをもって、慰めて下さった。すなわち、あなたがたがわたしを慕っていること、嘆いていること、またわたしに対して熱心であることを知らせてくれたので、わたしの喜びはいよいよ増し加わったのである。
2Co 7:8 そこで、たとい、あの手紙であなたがたを悲しませたとしても、わたしはそれを悔いていない。あの手紙がしばらくの間ではあるが、あなたがたを悲しませたのを見て悔いたとしても、
2Co 7:9 今は喜んでいる。それは、あなたがたが悲しんだからではなく、悲しんで悔い改めるに至ったからである。あなたがたがそのように悲しんだのは、神のみこころに添うたことであって、わたしたちからはなんの損害も受けなかったのである。
2Co 7:10 神のみこころに添うた悲しみは、悔いのない救を得させる悔改めに導き、この世の悲しみは死をきたらせる。
2Co 7:11 見よ、神のみこころに添うたその悲しみが、どんなにか熱情をあなたがたに起させたことか。また、弁明、義憤、恐れ、愛慕、熱意、それから処罰に至らせたことか。あなたがたはあの問題については、すべての点において潔白であることを証明したのである。
2Co 7:12 だから、わたしがあなたがたに書きおくったのは、不義をした人のためでも、不義を受けた人のためでもなく、わたしたちに対するあなたがたの熱情が、神の前にあなたがたの間で明らかになるためである。
2Co 7:13 こういうわけで、わたしたちは慰められたのである。これらの慰めの上にテトスの喜びが加わって、わたしたちはなおいっそう喜んだ。彼があなたがた一同によって安心させられたからである。
2Co 7:14 そして、わたしは彼に対してあなたがたのことを少しく誇ったが、それはわたしの恥にならないですんだ。あなたがたにいっさいのことを真実に語ったように、テトスに対して誇ったことも真実となってきたのである。
2Co 7:15 また彼は、あなたがた一同が従順であって、おそれおののきつつ自分を迎えてくれたことを思い出して、ますます心をあなたがたの方に寄せている。
2Co 7:16 わたしは、あなたがたに全く信頼することができて、喜んでいる。