第2コリント人への手紙 第10章 誇る者は主を誇るべきである
第2コリント人への手紙 第10章 誇る者は主を誇るべきである
コリントへの手紙を通して、使徒パウロは、「誇る者は主を誇るべきである」勧めています。
わたしたちの戦いは、肉に対するものではなく、霊に対するものであります。そして、神様の力は、要塞をも打ち破ることができる聖なる力を持っています。
その神様のなされたことを誇るとき、自分を含む人間を誇ることではなく、その人間を通してなさってくださった神様を誇るべきであります。
謙遜に、創り主の神様がなさった仕業を誇ることは、わたしたち人間にとって当然なことです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
2Co 10:1 さて、「あなたがたの間にいて面と向かってはおとなしいが、離れていると、気が強くなる」このパウロが、キリストの優しさ、寛大さをもって、あなたがたに勧める。
2Co 10:2 わたしたちを肉に従って歩いているかのように思っている人々に対しては、わたしは勇敢に行動するつもりであるが、あなたがたの所では、どうか、そのような思いきったことをしないですむようでありたい。
2Co 10:3 わたしたちは、肉にあって歩いてはいるが、肉に従って戦っているのではない。
2Co 10:4 わたしたちの戦いの武器は、肉のものではなく、神のためには要塞をも破壊するほどの力あるものである。わたしたちはさまざまな議論を破り、
2Co 10:5 神の知恵に逆らって立てられたあらゆる障害物を打ちこわし、すべての思いをとりこにしてキリストに服従させ、
2Co 10:6 そして、あなたがたが完全に服従した時、すべて不従順な者を処罰しようと、用意しているのである。
2Co 10:7 あなたがたは、うわべの事だけを見ている。もしある人が、キリストに属する者だと自任しているなら、その人はもう一度よく反省すべきである。その人がキリストに属する者であるように、わたしたちもそうである。
2Co 10:8 たとい、あなたがたを倒すためではなく高めるために主からわたしたちに賜わった権威について、わたしがやや誇りすぎたとしても、恥にはなるまい。
2Co 10:9 ただ、わたしは、手紙であなたがたをおどしているのだと、思われたくはない。
2Co 10:10 人は言う、「彼の手紙は重味があって力強いが、会って見ると外見は弱々しく、話はつまらない」。
2Co 10:11 そういう人は心得ているがよい。わたしたちは、離れていて書きおくる手紙の言葉どおりに、一緒にいる時でも同じようにふるまうのである。
2Co 10:12 わたしたちは、自己推薦をするような人々と自分を同列においたり比較したりはしない。彼らは仲間同志で互にはかり合ったり、互に比べ合ったりしているが、知恵のないしわざである。
2Co 10:13 しかし、わたしたちは限度をこえて誇るようなことはしない。むしろ、神が割り当てて下さった地域の限度内で誇るにすぎない。わたしはその限度にしたがって、あなたがたの所まで行ったのである。
2Co 10:14 わたしたちは、あなたがたの所まで行けない者であるかのように、むりに手を延ばしているのではない。事実、わたしたちが最初にキリストの福音を携えて、あなたがたの所までも行ったのである。
2Co 10:15 わたしたちは限度をこえて、他人の働きを誇るようなことはしない。ただ、あなたがたの信仰が成長するにつれて、わたしたちの働きの範囲があなたがたの中でますます大きくなることを望んでいる。
2Co 10:16 こうして、わたしたちはほかの人の地域ですでになされていることを誇ることはせずに、あなたがたを越えたさきざきにまで、福音を宣べ伝えたい。
2Co 10:17 誇る者は主を誇るべきである。
2Co 10:18 自分で自分を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ、確かな人なのである。