エペソ書 第4章 召しにふさわしく歩みなさい
エペソ書 第4章 召しにふさわしく歩みなさい
この章は、キリストの体である教会が、どのように一致を保つのかに関するお勧めが書かれてあります。
教会の一致は、自分の召しを知ることから始まります。自分の召しが何かを知らずには、一致を保つことができません。なぜなら、自分の居場所にいなくては、キリストの体の役目がわからなくなるからです。自分の役目が手であるのに、足の役をしようとすると大きな混乱が生じます。
召しを知ることが、自分の人生のあり方を知ることであり、召しを知ることから、神様が自分に願うことを行うようになるからです。また、召しを知ることから、自分らしい人生を過ごすことができます。神様は、すべての人にある能力を与えています。そして、それを用いて、召しを果たすようにすることが必要です。
召しにより、生きる目的も与えられます。なぜ、自分が生きるのか?に対する答えがこの召しにあります。
召されたものとして生きるべき歩み方は、この章の後半に書かれてあります。
召しを受けるには、神様との1:1の関係が確立する必要があります。神様と自分との関係が確立することから、神様の御声を聴くことができます。御声を聞くことができることは、祈る時に、神様と会話することができるからです。
自分の召しを受け入れた人は、幸いです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Unity in the Body of Christ
Eph 4:1 さて、主の囚人である私はあなたがたに勧めます。召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい。
Eph 4:2 謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、
Eph 4:3 平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。
Eph 4:4 からだは一つ、御霊は一つです。あなたがたが召されたとき、召しのもたらした望みが一つであったのと同じです。
Eph 4:5 主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つです。
Eph 4:6 すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのもののうちにおられる、すべてのものの父なる神は一つです。
Eph 4:7 しかし、私たちはひとりひとり、キリストの賜物の量りに従って恵みを与えられました。
Eph 4:8 そこで、こう言われています。「高い所に上られたとき、彼は多くの捕虜を引き連れ、人々に賜物を分け与えられた。」
Eph 4:9 ・・この「上られた。」ということばは、彼がまず地の低い所に下られた、ということでなくて何でしょう。
Eph 4:10 この下られた方自身が、すべてのものを満たすために、もろもろの天よりも高く上られた方なのです。・・
Eph 4:11 こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。
Eph 4:12 それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであり、
Eph 4:13 ついに、私たちがみな、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全におとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。
Eph 4:14 それは、私たちがもはや、子どもではなくて、人の悪巧みや、人を欺く悪賢い策略により、教えの風に吹き回されたり、波にもてあそばれたりすることがなく、
Eph 4:15 むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。
Eph 4:16 キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。
The New Life
Eph 4:17 そこで私は、主にあって言明し、おごそかに勧めます。もはや、異邦人がむなしい心で歩んでいるように歩んではなりません。
Eph 4:18 彼らは、その知性において暗くなり、彼らのうちにある無知と、かたくなな心とのゆえに、神のいのちから遠く離れています。
Eph 4:19 道徳的に無感覚となった彼らは、好色に身をゆだねて、あらゆる不潔な行ないをむさぼるようになっています。
Eph 4:20 しかし、あなたがたはキリストのことを、このようには学びませんでした。
Eph 4:21 ただし、ほんとうにあなたがたがキリストに聞き、キリストにあって教えられているのならばです。まさしく真理はイエスにあるのですから。
Eph 4:22 その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、
Eph 4:23 またあなたがたが心の霊において新しくされ、
Eph 4:24 真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。
Eph 4:25 ですから、あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。私たちはからだの一部分として互いにそれぞれのものだからです。
Eph 4:26 怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。
Eph 4:27 悪魔に機会を与えないようにしなさい。
Eph 4:28 盗みをしている者は、もう盗んではいけません。かえって、困っている人に施しをするため、自分の手をもって正しい仕事をし、ほねおって働きなさい。
Eph 4:29 悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。
Eph 4:30 神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。
Eph 4:31 無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去りなさい。
Eph 4:32 お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。