詩篇38篇 わたしの救い、わたしの主よ
詩篇38篇 わたしの救い、わたしの主よ
現状は、だんだんよくなくなり、居心地も良くなくなった。その中で、自分に最も大切なのは、その答えをどこに持っていくのか?である。
人に頼るところには、必ず失望がある。しかし、神ご自身を頼りとするときには、必ず、望がある。
ダビデの現状は、「心は動転し、力はわたしを見捨て/目の光もまた、去りました。疫病にかかったわたしを/愛する者も友も避けて立ち/わたしに近い者も、遠く離れて立ちます。」というところです。
しかし、ダビデの心には、一つの定めがありました。主よ、わたしはなお、あなたを待ち望みます。わたしの主よ、わたしの神よ/御自身でわたしに答えてください。わたしの救い、わたしの主よ
主が私たちの神となる人は幸いです。私たちの助けは主から来ます。
アブラハム・リー
ゴスペルハウス
38:1 【賛歌。ダビデの詩。記念。】
38:2 主よ、怒ってわたしを責めないでください。憤って懲らしめないでください。
38:3 あなたの矢はわたしを射抜き/御手はわたしを押さえつけています。
38:4 わたしの肉にはまともなところもありません/あなたが激しく憤られたからです。骨にも安らぎがありません/わたしが過ちを犯したからです。
38:5 わたしの罪悪は頭を越えるほどになり/耐え難い重荷となっています。
38:6 負わされた傷は膿んで悪臭を放ちます/わたしが愚かな行いをしたからです。
38:7 わたしは身を屈め、深くうなだれ/一日中、嘆きつつ歩きます。
38:8 腰はただれに覆われています。わたしの肉にはまともなところもありません。
38:9 もう立てないほど打ち砕かれ/心は呻き、うなり声をあげるだけです。
38:10 わたしの主よ、わたしの願いはすべて御前にあり/嘆きもあなたには隠されていません。
38:11 心は動転し、力はわたしを見捨て/目の光もまた、去りました。
38:12 疫病にかかったわたしを/愛する者も友も避けて立ち/わたしに近い者も、遠く離れて立ちます。
38:13 わたしの命をねらう者は罠を仕掛けます。わたしに災いを望む者は/欺こう、破滅させよう、と決めて/一日中それを口にしています。
38:14 わたしの耳は聞こえないかのように/聞こうとしません。口は話せないかのように、開こうとしません。
38:15 わたしは聞くことのできない者/口に抗議する力もない者となりました。
38:16 主よ、わたしはなお、あなたを待ち望みます。わたしの主よ、わたしの神よ/御自身でわたしに答えてください。
38:17 わたしは願いました/「わたしの足がよろめくことのないように/彼らがそれを喜んで/尊大にふるまうことがないように」と。
38:18 わたしは今や、倒れそうになっています。苦痛を与えるものが常にわたしの前にあり
38:19 わたしは自分の罪悪を言い表そうとして/犯した過ちのゆえに苦悩しています。
38:20 わたしの敵は強大になり/わたしを憎む者らは偽りを重ね
38:21 善意に悪意をもってこたえます。わたしは彼らの幸いを願うのに/彼らは敵対するのです。
38:22 主よ、わたしを見捨てないでください。わたしの神よ、遠く離れないでください。
38:23 わたしの救い、わたしの主よ/すぐにわたしを助けてください。