エレミヤ12章 『主は生きておられる』と誓うこと
エレミヤ12章 『主は生きておられる』と誓うこと
『主は生きておられる』と誓うこと は、どういうことでしょう。
それは、神様が生きておられると言う確信を表します。その確信を持つ神様の民となることが神様に知らされるとき、その民は、神様の民となり、神様の保護と備えを体験できるようになります。
しかし、イスラエルの民は、神様の言葉を聞こうともしませんでした。
その結果、主はこう言われる。「わたしが、わたしの民イスラエルに継がせた嗣業に手を触れる近隣の悪い民をすべて、彼らの地から抜き捨てる。また、ユダの家を彼らの間から抜き取る。」
これは、悲しいことです。神様が選び、彼らを神様の民として契約を結んでいたのに、その契約(約束)を自分から破り、その契約の通り、神様から呪われることを選んだからです。
神様は、哀れみを持って、彼らを導こうとしていますが、しかし、彼らの心が硬くなり、変えようともしませんでした。
幸いの道から、呪いの道を選んだイスラエルの民は、自分の国を失い、他国の囚人となり、奴隷のように生活をするようになりました。
今も、神様を味わった人が、自分から神様から離れると、似たような悲惨な状態に落ちいますが、自分から神様の言うことを聞き従うものには、神様の祝福の道が待っています。
主が生きておられることを確信し、その道を選び、神様の声を聞き従う人は、幸いです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
12:1 正しいのは、主よ、あなたです。それでも、わたしはあなたと争い/裁きについて論じたい。なぜ、神に逆らう者の道は栄え/欺く者は皆、安穏に過ごしているのですか。
12:2 あなたが彼らを植えられたので/彼らは根を張り/育って実を結んでいます。口先ではあなたに近く/腹ではあなたから遠いのです。
12:3 主よ、あなたはわたしをご存じです。わたしを見て、あなたに対するわたしの心を/究められたはずです。彼らを屠られる羊として引き出し/殺戮の日のために取り分けてください。
12:4 いつまで、この地は乾き/野の青草もすべて枯れたままなのか。そこに住む者らの悪が/鳥や獣を絶やしてしまった。まことに、彼らは言う。「神は我々の行く末を見てはおられない」と。
12:5 あなたが徒歩で行く者と競っても疲れるなら/どうして馬で行く者と争えようか。平穏な地でだけ、安んじていられるのなら/ヨルダンの森林ではどうするのか。
12:6 あなたの兄弟や父の家の人々/彼らでさえあなたを欺き/彼らでさえあなたの背後で徒党を組んでいる。彼らを信じるな/彼らが好意を示して話しかけても。
12:7 わたしはわたしの家を捨て/わたしの嗣業を見放し/わたしの愛するものを敵の手に渡した。
12:8 わたしの嗣業はわたしに対して/森の中の獅子となり/わたしに向かってうなり声をあげる。わたしはそれを憎む。
12:9 わたしの嗣業はわたしにとって/猛禽がその上を舞っている/ハイエナのねぐらなのだろうか。野の獣よ、集まって餌を襲え。
12:10 多くの牧者がわたしのぶどう畑を滅ぼし/わたしの所有地を踏みにじった。わたしの喜びとする所有地を/打ち捨てられた荒れ野とし
12:11 それを打ち捨てられて嘆く地とした。それは打ち捨てられてわたしの前にある。大地はすべて打ち捨てられ/心にかける者もない。
12:12 荒れ野の裸の山に略奪する者が来る。主の剣はむさぼる/地の果てから果てまで。すべて肉なる者に平和はない。
12:13 麦を蒔いても、刈り取るのは茨でしかない。力を使い果たしても、効果はない。彼らは収穫がなくてうろたえる/主の怒りと憤りのゆえに。
12:14 主はこう言われる。「わたしが、わたしの民イスラエルに継がせた嗣業に手を触れる近隣の悪い民をすべて、彼らの地から抜き捨てる。また、ユダの家を彼らの間から抜き取る。
12:15 わたしは彼らを抜き取った後、再び彼らを憐れみ、そのひとりひとりをその嗣業に、その土地に帰らせる。
12:16 もしこれらの民が、かつてバアルによって誓うことをわたしの民に教えたように、わが名によって、『主は生きておられる』と誓うことを確かに学ぶならば、彼らはわたしの民の間に建てられる。
12:17 もし彼らが従わなければ、わたしはその民を必ず抜き捨てて、滅ぼす」と主は言われる。