ホセア書13章 エフライムは自分を高くした
ホセア書13章 エフライムは自分を高くした
この章は、自分を高くしたエフライム族について、神様の反応を見ることができます。
神様は、全ての人を愛しておられます。そして、良い事を行ってくださいます。しかし、エフライムは、自分を高くすることから自分を愛してくださった神様を忘れて、他の神々を作りました。偶像を作り、それを自分の神とし、捧げ物をしていました。これが、神様の怒りを引き起こすこととなり、彼らは、裁きを受けるようになりました。
神様の裁きの目的は、罰することが目的ではなく、その裁きによって、かられが神様の御元に来、幸いを得ることにあります。
この章だけを読むと、裁きで終わるように見えますが、その裁きは、彼らにとっては恵です。なぜなら、その後、回復とセカンドチャンスが彼らに与えられるからです。
自分を謙り、神様の時を待ち望むものは幸いです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Hos 13:1 エフライムが物言えば、人々はおののいた。彼はイスラエルの中に自分を高くした。しかし彼はバアルによって罪を犯して死んだ。
Hos 13:2 そして彼らは今もなおますます罪を犯し、その銀をもって自分のために像を鋳、巧みに偶像を造る。これは皆工人のわざである。彼らは言う、これに犠牲をささげよ、人々は子牛に口づけせよと。
Hos 13:3 それゆえ彼らは朝の霧のように、すみやかに消えうせる露のように、打ち場から風に吹き去られるもみがらのように、また窓から出て行く煙のようになる。
Hos 13:4 わたしはエジプトの国を出てからこのかた、あなたの神、主である。あなたはわたしのほかに神を知らない。わたしのほかに救う者はない。
Hos 13:5 わたしは荒野で、またかわいた地で、あなたを知った。
Hos 13:6 しかし彼らは食べて飽き、飽きて、その心が高ぶり、わたしを忘れた。
Hos 13:7 それゆえ、わたしは彼らに向かって、ししのようになり、ひょうのように道のかたわらに潜んでうかがう。
Hos 13:8 わたしは子を取られた熊のように彼らに出会って、その胸をかきさき、その所で、ししのようにこれを食い尽し、野の獣のようにこれをかき破る。
Hos 13:9 イスラエルよ、わたしはあなたを滅ぼす。だれがあなたを助けることができよう。
Hos 13:10 あなたを助けるあなたの王は今、どこにいるのか。あなたがかつて「わたしに王と君たちとを与えよ」と言ったあなたを保護すべき、すべてのつかさたちは今、どこにいるのか。
Hos 13:11 わたしは怒りをもってあなたに王を与えた、また憤りをもってこれを奪い取った。
Hos 13:12 エフライムの不義は包みおかれ、その罪は積みたくわえられてある。
Hos 13:13 子を産む女の苦しみが彼に臨む。彼は知恵のない子である。生れる時が来ても彼は産門にあらわれない。
Hos 13:14 わたしは彼らを陰府の力から、あがなうことがあろうか。彼らを死から、あがなうことがあろうか。死よ、おまえの災はどこにあるのか。陰府よ、おまえの滅びはどこにあるのか。あわれみは、わたしの目から隠されている。
Hos 13:15 たとい彼は葦のように栄えても、東風が吹いて来る。主の風が荒野から吹き起る。これがためにその源はかれ、その泉はかわく。それはすべての尊い物の宝庫をかすめ奪う。
Hos 13:16 サマリヤはその神にそむいたので、その罪を負い、つるぎに倒れ、その幼な子は投げ砕かれ、そのはらめる女は引き裂かれる。