ヨナ書1章 神様から離れていくヨナ
ヨナ書1章 神様から離れていくヨナ
預言者ヨナは、神様からニネベに行き、予言するように言われましたが、それに従わずタルシシへ逃げました。しかし、タルシシへ行く船に乗りましたが、道中に海が荒れてしまい、船が危険な状態になりました。船長は、ヨナと話をしていました。また、人々は誰のせいでこんなことになったかくじを引くこととなりました。それで、当たったのは、ヨナでした。
人々はヨナは、誰で何をしたのかを聞きました。そして、結局のところヨナを海に投げることとなりました。ヨナは海に投げられて、大きな魚に飲み込まれました。そして、三日間魚のお腹にいました。
神様の言うことを知っていながら、そこから逃げるヨナは、状況に追われて、従うように導かれていきます。
時代のバックグラウンドを見るとニネベは大きな街でしたが、ヘブライ人には敵対的な気持ちがありました。それで、ヨナはニネベへ行きたくないのではないかと思われます。
しかし、その預言をしないとニネベは滅びることになります。悔い改める機会がないからです。そのような悔い改める機会を与えるために、神様は継続的にヨナを呼び出し、導き、ニネベの人々の悪を知らせ、彼らが悔い改める事を願っていました。
神様の方法で、ニネベが悔い改め、救われることを願うからです。
ヨナの不従順は神様の働きを妨げることになりますが、神様のニネベに対する愛は、継続的にヨナを呼び出し、彼を通して預言を語るように働きます。
神様の愛は今も日本の皆さんにも続いています。そして、悔い改めることにより救われることを願っています。
その愛に答える人は幸いです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Jon 1:1 主の言葉がアミッタイの子ヨナに臨んで言った、
Jon 1:2 「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって呼ばわれ。彼らの悪がわたしの前に上ってきたからである」。
Jon 1:3 しかしヨナは主の前を離れてタルシシへのがれようと、立ってヨッパに下って行った。ところがちょうど、タルシシへ行く船があったので、船賃を払い、主の前を離れて、人々と共にタルシシへ行こうと船に乗った。
Jon 1:4 時に、主は大風を海の上に起されたので、船が破れるほどの激しい暴風が海の上にあった。
Jon 1:5 それで水夫たちは恐れて、めいめい自分の神を呼び求め、また船を軽くするため、その中の積み荷を海に投げ捨てた。しかし、ヨナは船の奥に下り、伏して熟睡していた。
Jon 1:6 そこで船長は来て、彼に言った、「あなたはどうして眠っているのか。起きて、あなたの神に呼ばわりなさい。神があるいは、われわれを顧みて、助けてくださるだろう」。
Jon 1:7 やがて人々は互に言った、「この災がわれわれに臨んだのは、だれのせいか知るために、さあ、くじを引いてみよう」。そして彼らが、くじを引いたところ、くじはヨナに当った。
Jon 1:8 そこで人々はヨナに言った、「この災がだれのせいで、われわれに臨んだのか、われわれに告げなさい。あなたの職業は何か。あなたはどこから来たのか。あなたの国はどこか。あなたはどこの民か」。
Jon 1:9 ヨナは彼らに言った、「わたしはヘブルびとです。わたしは海と陸とをお造りになった天の神、主を恐れる者です」。
Jon 1:10 そこで人々ははなはだしく恐れて、彼に言った、「あなたはなんたる事をしてくれたのか」。人々は彼がさきに彼らに告げた事によって、彼が主の前を離れて、のがれようとしていた事を知っていたからである。
Jon 1:11 人々は彼に言った、「われわれのために海が静まるには、あなたをどうしたらよかろうか」。それは海がますます荒れてきたからである。
Jon 1:12 ヨナは彼らに言った、「わたしを取って海に投げ入れなさい。そうしたら海は、あなたがたのために静まるでしょう。わたしにはよくわかっています。この激しい暴風があなたがたに臨んだのは、わたしのせいです」。
Jon 1:13 しかし人々は船を陸にこぎもどそうとつとめたが、成功しなかった。それは海が彼らに逆らって、いよいよ荒れたからである。
Jon 1:14 そこで人々は主に呼ばわって言った、「主よ、どうぞ、この人の生命のために、われわれを滅ぼさないでください。また罪なき血を、われわれに帰しないでください。主よ、これはみ心に従って、なされた事だからです」。
Jon 1:15 そして彼らはヨナを取って海に投げ入れた。すると海の荒れるのがやんだ。
Jon 1:16 そこで人々は大いに主を恐れ、犠牲を主にささげて、誓願を立てた。
Jon 1:17 主は大いなる魚を備えて、ヨナをのませられた。ヨナは三日三夜その魚の腹の中にいた。