使徒の働き6章 御霊と知恵とに満ちた人々
使徒の働き6章 御霊と知恵とに満ちた人々
弟子の数が増えていきました。そして、その中に苦情を出すことなどがあり、使徒達の手に負えない位になりました。それで、使徒たちは、このような問題の解決する担当者を選ぶことにしました。そのような担当者は、「御霊と知恵とに満ちた人々」である必要がありました。そして、選ばれた7人は、使徒により按手を受け、公的な働き人として働き始めました。
その7人の一人、ステパノは、「御霊と知恵とに満ち」ていて、あらゆる宗教家たちと講義をすることになりましたが、御霊と知恵をもって彼らは対抗することができなりました。それで、彼らは偽りの証人を立たせ議会でステパノを責め立てていましたが、ステパノの顔は天使のようになりました。
今、私たちに必要なのは、御霊と知恵に満ちたものとなることではないでしょうか。
聖霊は、イエス様からいただくものです。そして、知恵は、神様からの賜物として受けることができます。約束された「聖霊」が私たちの上に注がれることを切に求めていきたいです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Act 6:1 そのころ、弟子の数がふえてくるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちから、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して、自分たちのやもめらが、日々の配給で、おろそかにされがちだと、苦情を申し立てた。
Act 6:2 そこで、十二使徒は弟子全体を呼び集めて言った、「わたしたちが神の言をさしおいて、食卓のことに携わるのはおもしろくない。
Act 6:3 そこで、兄弟たちよ、あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判のよい人たち七人を捜し出してほしい。その人たちにこの仕事をまかせ、
Act 6:4 わたしたちは、もっぱら祈と御言のご用に当ることにしよう」。
Act 6:5 この提案は会衆一同の賛成するところとなった。そして信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、それからピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、およびアンテオケの改宗者ニコラオを選び出して、
Act 6:6 使徒たちの前に立たせた。すると、使徒たちは祈って手を彼らの上においた。
Act 6:7 こうして神の言は、ますますひろまり、エルサレムにおける弟子の数が、非常にふえていき、祭司たちも多数、信仰を受けいれるようになった。
Act 6:8 さて、ステパノは恵みと力とに満ちて、民衆の中で、めざましい奇跡としるしとを行っていた。
Act 6:9 すると、いわゆる「リベルテン」の会堂に属する人々、クレネ人、アレキサンドリヤ人、キリキヤやアジヤからきた人々などが立って、ステパノと議論したが、
Act 6:10 彼は知恵と御霊とで語っていたので、それに対抗できなかった。
Act 6:11 そこで、彼らは人々をそそのかして、「わたしたちは、彼がモーセと神とを汚す言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。
Act 6:12 その上、民衆や長老たちや律法学者たちを煽動し、彼を襲って捕えさせ、議会にひっぱってこさせた。
Act 6:13 それから、偽りの証人たちを立てて言わせた、「この人は、この聖所と律法とに逆らう言葉を吐いて、どうしても、やめようとはしません。
Act 6:14 『あのナザレ人イエスは、この聖所を打ちこわし、モーセがわたしたちに伝えた慣例を変えてしまうだろう』などと、彼が言うのを、わたしたちは聞きました」。
Act 6:15 議会で席についていた人たちは皆、ステパノに目を注いだが、彼の顔は、ちょうど天使の顔のように見えた。