第1コリント人への手紙 第3章 成長させて下さるのは、神である
第1コリント人への手紙 第3章 成長させて下さるのは、神である
コリントのクリスチャンは、成熟したクリスチャンではありませんでした。なぜなら、ねたみや争いがあったからです。これは、「肉の人」とパウロは説明しています。クリスチャンとなっていましたが、まだ、御霊がその人を導くのではなく、自分の肉の欲によって歩むからです。彼らは、一度イエス様を信じて、心に受け入れたのですが、実際の生活に聖書の教えや御霊の導きに従ってはいません。このような人を「肉の人」と言いました。
生まれながらの人を「普通の人」と説明しました。そして、御霊によって歩む人を「霊の人」と説明しています。
コリントのクリスチャンたちは、グループとなって自分たちが属するリーダーを選んでいました。しかし、すべてのリーダーの土台は、イエス・キリストです。その土台の上に、色んな働きがあり、その働き人は、一つなのです。イエス様の土台の上に、家を建てるために、色んな建築関連の役目があるのです。
しかし、すべての人がすべての役目を行うことはできません。しかし、成長させて下さるのは、神様ご自身です。勿論、御言葉を聞くことから信仰が始まります。そして、その聞いたことを実践することによって確かな真理を自分のものとすることができ、品性が練られていきます。その過程に末にあるのが、成長です。霊的な成長です。神様と近づき、神様の御心を知り、その御心に従って歩むことです。
成長させて下さるのは、神様ご自身です。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
赤ちゃんのような扱い
1Co 3:1 兄弟たちよ。わたしはあなたがたには、霊の人に対するように話すことができず、むしろ、肉に属する者、すなわち、キリストにある幼な子に話すように話した。
1Co 3:2 あなたがたに乳を飲ませて、堅い食物は与えなかった。食べる力が、まだあなたがたになかったからである。今になってもその力がない。
1Co 3:3 あなたがたはまだ、肉の人だからである。あなたがたの間に、ねたみや争いがあるのは、あなたがたが肉の人であって、普通の人間のように歩いているためではないか。
1Co 3:4 すなわち、ある人は「わたしはパウロに」と言い、ほかの人は「わたしはアポロに」と言っているようでは、あなたがたは普通の人間ではないか。
神様の恵みによって、それぞれの役目がある
1Co 3:5 アポロは、いったい、何者か。また、パウロは何者か。あなたがたを信仰に導いた人にすぎない。しかもそれぞれ、主から与えられた分に応じて仕えているのである。
1Co 3:6 わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である。
1Co 3:7 だから、植える者も水をそそぐ者も、ともに取るに足りない。大事なのは、成長させて下さる神のみである。
1Co 3:8 植える者と水をそそぐ者とは一つであって、それぞれその働きに応じて報酬を得るであろう。
1Co 3:9 わたしたちは神の同労者である。あなたがたは神の畑であり、神の建物である。
1Co 3:10 神から賜わった恵みによって、わたしは熟練した建築師のように、土台をすえた。そして他の人がその上に家を建てるのである。しかし、どういうふうに建てるか、それぞれ気をつけるがよい。
1Co 3:11 なぜなら、すでにすえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない。そして、この土台はイエス・キリストである。
1Co 3:12 この土台の上に、だれかが金、銀、宝石、木、草、または、わらを用いて建てるならば、
1Co 3:13 それぞれの仕事は、はっきりとわかってくる。すなわち、かの日は火の中に現れて、それを明らかにし、またその火は、それぞれの仕事がどんなものであるかを、ためすであろう。
1Co 3:14 もしある人の建てた仕事がそのまま残れば、その人は報酬を受けるが、
1Co 3:15 その仕事が焼けてしまえば、損失を被るであろう。しかし彼自身は、火の中をくぐってきた者のようにではあるが、救われるであろう。
私たちが神の宮
1Co 3:16 あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。
1Co 3:17 もし人が、神の宮を破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。なぜなら、神の宮は聖なるものであり、そして、あなたがたはその宮なのだからである。
1Co 3:18 だれも自分を欺いてはならない。もしあなたがたのうちに、自分がこの世の知者だと思う人がいるなら、その人は知者になるために愚かになるがよい。
1Co 3:19 なぜなら、この世の知恵は、神の前では愚かなものだからである。「神は、知者たちをその悪知恵によって捕える」と書いてあり、
1Co 3:20 更にまた、「主は、知者たちの論議のむなしいことをご存じである」と書いてある。
1Co 3:21 だから、だれも人間を誇ってはいけない。すべては、あなたがたのものなのである。
1Co 3:22 パウロも、アポロも、ケパも、世界も、生も、死も、現在のものも、将来のものも、ことごとく、あなたがたのものである。
1Co 3:23 そして、あなたがたはキリストのもの、キリストは神のものである。