第2コリント人への手紙 第4章 内なる人は日ごとに新しくされていく
第2コリント人への手紙 第4章 内なる人は日ごとに新しくされていく
使徒パウロは、神様のために働く人々が持つべき心構えを話しています。
「落胆せずに、恥ずべき隠れたことを捨て去り、悪巧みによって歩かず、神の言を曲げず、真理を明らかにし、神のみまえに、すべての人の良心に自分を推薦するのである。」
福音(良いお知らせ)を人々に伝えるが、その反対の霊が働きます。ここでは、「この世の神」と説明しています。「この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのである」と語りました。
パウロは、この福音のことを「宝」と説明しています。この福音については、「すべてのことは、あなたがたの益であって、恵みがますます多くの人に増し加わるにつれ、感謝が満ちあふれて、神の栄光となるのである」と説明しています。
だからこそ、肉体は古くなっていても、「内なる人は日ごとに新しくされていく」ということです。神様から頂いたビジョンである、異邦の人々に福音を述べ伝えることは、内なる人がますます新しくされることです。私たちにとっては、「わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである」ことです。
だからこそ、私たちの内なる人は、日毎に新しくされていくのです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
2Co 4:1 このようにわたしたちは、あわれみを受けてこの務についているのだから、落胆せずに、
2Co 4:2 恥ずべき隠れたことを捨て去り、悪巧みによって歩かず、神の言を曲げず、真理を明らかにし、神のみまえに、すべての人の良心に自分を推薦するのである。
2Co 4:3 もしわたしたちの福音がおおわれているなら、滅びる者どもにとっておおわれているのである。
2Co 4:4 彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのである。
2Co 4:5 しかし、わたしたちは自分自身を宣べ伝えるのではなく、主なるキリスト・イエスを宣べ伝える。わたしたち自身は、ただイエスのために働くあなたがたの僕にすぎない。
2Co 4:6 「やみの中から光が照りいでよ」と仰せになった神は、キリストの顔に輝く神の栄光の知識を明らかにするために、わたしたちの心を照して下さったのである。
2Co 4:7 しかしわたしたちは、この宝を土の器の中に持っている。その測り知れない力は神のものであって、わたしたちから出たものでないことが、あらわれるためである。
2Co 4:8 わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない。途方にくれても行き詰まらない。
2Co 4:9 迫害に会っても見捨てられない。倒されても滅びない。
2Co 4:10 いつもイエスの死をこの身に負うている。それはまた、イエスのいのちが、この身に現れるためである。
2Co 4:11 わたしたち生きている者は、イエスのために絶えず死に渡されているのである。それはイエスのいのちが、わたしたちの死ぬべき肉体に現れるためである。
2Co 4:12 こうして、死はわたしたちのうちに働き、いのちはあなたがたのうちに働くのである。
2Co 4:13 「わたしは信じた。それゆえに語った」としるしてあるとおり、それと同じ信仰の霊を持っているので、わたしたちも信じている。それゆえに語るのである。
2Co 4:14 それは、主イエスをよみがえらせたかたが、わたしたちをもイエスと共によみがえらせ、そして、あなたがたと共にみまえに立たせて下さることを、知っているからである。
2Co 4:15 すべてのことは、あなたがたの益であって、恵みがますます多くの人に増し加わるにつれ、感謝が満ちあふれて、神の栄光となるのである。
2Co 4:16 だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。
2Co 4:17 なぜなら、このしばらくの軽い患難は働いて、永遠の重い栄光を、あふれるばかりにわたしたちに得させるからである。
2Co 4:18 わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。