第2サムエル記11章 罪を犯したダビデ(戦いを休む時誘惑が来る)
第2サムエル記11章 罪を犯したダビデ(戦いを休む時誘惑が来る)
誰でも罪の誘惑に免疫を持つ人はいない。ダビデも例外ではない。罪の予防接種は、常に神様の前に歩むことである。
ヨアブ将軍は、戦いに出陣している時、ダビデ自身はエルサレムにとどまっていた。戦いから休む時、自分の武具を下ろし、志が戦いから離れる時、誘惑が来ます。つまり、生活に忙しさが無くなる時、あまる時間をどのようにすごすかを知らないままでは、誘惑に陥る。
ダビデは、夕暮れに屋上を散歩していた。そこで、彼は屋上から、一人の女が水を浴びているのを目に留めた。女は大層美しかった。ダビデは使いの者をやって彼女を召し入れ、彼女が彼のもとに来ると、床を共にした。子を宿したので、ダビデに使いを送り、「子を宿しました」と知らせた。これをごまかすために、その夫ウリヤを戦争から呼び寄せ、休むようにしたが、彼は自分の主人が戦いにいるのに、自分だけ家に戻ることはしないでいたので、ダビデは、彼を激しい戦争から戦死させた。罪が別の罪を生み出した。姦通から殺人に及んだ。
罪の誘惑から免疫を持つ人はいない。しかし、予防することは出来る。その誘惑の場所から離れることである。考えで誘惑に巻き込まれるときは、その誘惑の思いから奮い立て、その思いが自分の考えのかなに巣を作らないように追い払う。お金を人が出入りするところに置かないように、人が見えるところで、水を浴びない。男女が二人きりにならないように気をつける。などなどの予防することに気を配る必要があります。
箴言4:23 力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。
毎日、常に神様とつながりを持ち、主の前で生活することを目指しましょう。
アブラハム・リー
ゴスペルハウス
11:1 年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ダビデは、ヨアブとその指揮下においた自分の家臣、そしてイスラエルの全軍を送り出した。彼らはアンモン人を滅ぼし、ラバを包囲した。しかしダビデ自身はエルサレムにとどまっていた。(戦いから休む時)
11:2 ある日の夕暮れに、ダビデは午睡から起きて、王宮の屋上を散歩していた。彼は屋上から、一人の女が水を浴びているのを目に留めた。女は大層美しかった。
11:3 ダビデは人をやって女のことを尋ねさせた。それはエリアムの娘バト・シェバで、ヘト人ウリヤの妻だということであった。
11:4 ダビデは使いの者をやって彼女を召し入れ、彼女が彼のもとに来ると、床を共にした。彼女は汚れから身を清めたところであった。女は家に帰ったが、
11:5 子を宿したので、ダビデに使いを送り、「子を宿しました」と知らせた。
11:6 ダビデはヨアブに、ヘト人ウリヤを送り返すように命令を出し、ヨアブはウリヤをダビデのもとに送った。
11:7 ウリヤが来ると、ダビデはヨアブの安否、兵士の安否を問い、また戦況について尋ねた。
11:8 それからダビデはウリヤに言った。「家に帰って足を洗うがよい。」ウリヤが王宮を退出すると、王の贈り物が後に続いた。
11:9 しかしウリヤは王宮の入り口で主君の家臣と共に眠り、家に帰らなかった。
11:10 ウリヤが自分の家に帰らなかったと知らされたダビデは、ウリヤに尋ねた。「遠征から帰って来たのではないか。なぜ家に帰らないのか。」
11:11 ウリヤはダビデに答えた。「神の箱も、イスラエルもユダも仮小屋に宿り、わたしの主人ヨアブも主君の家臣たちも野営していますのに、わたしだけが家に帰って飲み食いしたり、妻と床を共にしたりできるでしょうか。あなたは確かに生きておられます。わたしには、そのようなことはできません。」
11:12 ダビデはウリヤに言った。「今日もここにとどまるがよい。明日、お前を送り出すとしよう。」ウリヤはその日と次の日、エルサレムにとどまった。
11:13 ダビデはウリヤを招き、食事を共にして酔わせたが、夕暮れになるとウリヤは退出し、主君の家臣たちと共に眠り、家には帰らなかった。
11:14 翌朝、ダビデはヨアブにあてて書状をしたため、ウリヤに託した。
11:15 書状には、「ウリヤを激しい戦いの最前線に出し、彼を残して退却し、戦死させよ」と書かれていた。
11:16 町の様子を見張っていたヨアブは、強力な戦士がいると判断した辺りにウリヤを配置した。
11:17 町の者たちは出撃してヨアブの軍と戦い、ダビデの家臣と兵士から戦死者が出た。ヘト人ウリヤも死んだ。
11:18 ヨアブはダビデにこの戦いの一部始終について報告を送り、
11:19 使者に命じた。「戦いの一部始終を王に報告し終えたとき、
11:20 もし王が怒って、『なぜそんなに町に接近して戦ったのか。城壁の上から射かけてくると分かっていたはずだ。
11:21 昔、エルベシェトの子アビメレクを討ち取ったのは誰だったか。あの男がテベツで死んだのは、女が城壁の上から石臼を投げつけたからではないか。なぜそんなに城壁に接近したのだ』と言われたなら、『王の僕ヘト人ウリヤも死にました』と言うがよい。」
11:22 使者は出発し、ダビデのもとに到着してヨアブの伝言をすべて伝えた。
11:23 使者はダビデに言った。「敵は我々より優勢で、野戦を挑んで来ました。我々が城門の入り口まで押し返すと、
11:24 射手が城壁の上から僕らに矢を射かけ、王の家臣からも死んだ者が出、王の僕ヘト人ウリヤも死にました。」
11:25 ダビデは使者に言った。「ヨアブにこう伝えよ。『そのことを悪かったと見なす必要はない。剣があればだれかが餌食になる。奮戦して町を滅ぼせ。』そう言って彼を励ませ。」
11:26 ウリヤの妻は夫ウリヤが死んだと聞くと、夫のために嘆いた。
11:27 喪が明けると、ダビデは人をやって彼女を王宮に引き取り、妻にした。彼女は男の子を産んだ。ダビデのしたことは主の御心に適わなかった。