イザヤ7章 わたしの主が御自ら、あなたたちにしるしを与えられる
イザヤ7章 わたしの主が御自ら、あなたたちにしるしを与えられる
時々、神様は、私たちを導く中に大きなしるしを見せてくださいます。
イスラエルにおいて、大きな問題を持っている時、神様はサイン(しるし)を見せると言う約束を与えています。
しかし、アハズ王は、これを拒みました。これには、何点の心が見られます。
1.神様の御心を従わないため、知りたくないと言う意思表現であることです。
2.自分がしたいことを優先したい思いがあることです。
3.今の事情が大変ですが、神様に引き渡すことをしたくないということです。
神様が生きておられ、今も私たちにしるしを見せたく思っているのですが、そのしるしを受け止めようともしないのは、なぜですか?
1.神様の存在を否定しないが、生きておられることに確信がないからです。
2.目に見えることは、目に見えないことからの表れであることに対する不信感があるからです。
3.へりくだることを選ぼうとしないからです。
神様が人間に見せる一番のしるしは、神が人間の体を持ってお生まれになり、人間の根本的な問題である不完全(罪:的外れ)から赦しを与えるために、この世にこられたことです。これが、イエス・キリストの本質です。
このときから、神様は救い主をこの世に送る計画をしているわけです。
神様のしるしを見て、信じるものは赦しと共に永遠の命を受けることが出来ます。
第1ヨハネ5:11 その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。
5:12 御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません。
5:13 神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
7:1 ユダの王ウジヤの孫であり、ヨタムの子であるアハズの治世のことである。アラムの王レツィンとレマルヤの子、イスラエルの王ペカが、エルサレムを攻めるため上って来たが、攻撃を仕掛けることはできなかった。
7:2 しかし、アラムがエフライムと同盟したという知らせは、ダビデの家に伝えられ、王の心も民の心も、森の木々が風に揺れ動くように動揺した。
7:3 主はイザヤに言われた。「あなたは息子のシェアル・ヤシュブと共に出て行って、布さらしの野に至る大通りに沿う、上貯水池からの水路の外れでアハズに会い、
7:4 彼に言いなさい。落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。アラムを率いるレツィンとレマルヤの子が激しても、この二つの燃え残ってくすぶる切り株のゆえに心を弱くしてはならない。
7:5 アラムがエフライムとレマルヤの子を語らって、あなたに対して災いを謀り、
7:6 『ユダに攻め上って脅かし、我々に従わせ、タベアルの子をそこに王として即位させよう』と言っているが、
7:7 主なる神はこう言われる。それは実現せず、成就しない。
7:8 アラムの頭はダマスコ、ダマスコの頭はレツィン。(六十五年たてばエフライムの民は消滅する)
7:9 エフライムの頭はサマリア/サマリアの頭はレマルヤの子。信じなければ、あなたがたは確かにされない。」
7:10 主は更にアハズに向かって言われた。
7:11 「主なるあなたの神に、しるしを求めよ。深く陰府の方に、あるいは高く天の方に。」
7:12 しかし、アハズは言った。「わたしは求めない。主を試すようなことはしない。」
7:13 イザヤは言った。「ダビデの家よ聞け。あなたたちは人間に/もどかしい思いをさせるだけでは足りず/わたしの神にも、もどかしい思いをさせるのか。
7:14 それゆえ、わたしの主が御自ら/あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み/その名をインマヌエルと呼ぶ。
7:15 災いを退け、幸いを選ぶことを知るようになるまで/彼は凝乳と蜂蜜を食べ物とする。
7:16 その子が災いを退け、幸いを選ぶことを知る前に、あなたの恐れる二人の王の領土は必ず捨てられる。
7:17 主は、あなたとあなたの民と父祖の家の上に、エフライムがユダから分かれて以来、臨んだことのないような日々を臨ませる。アッシリアの王がそれだ。」
7:18 その日が来れば/主は口笛を吹いて/エジプトの川の果てから蠅を/アッシリアの地から蜂を呼ばれる。
7:19 彼らは一斉に飛んで来て/深い谷間や岩の裂け目に宿り/どの茨にも、どの牧場にも宿る。
7:20 その日には、わたしの主は/大河のかなたでかみそりを雇われる。アッシリアの王がそれだ。頭髪も足の毛もひげもそり落とされる。
7:21 その日が来れば/人は子牛一頭、羊二匹の命を救いうるのみ。
7:22 しかし、それらは乳を豊かに出すようになり/人は凝乳を食べることができる/この地に残った者は皆、凝乳と蜂蜜を食べる。
7:23 その日が来れば/ぶどうの木を千株も育てうるところ/銀一千シェケルに値するところもすべて/茨とおどろに覆われる。
7:24 茨とおどろがこの地を覆うので/人は弓矢を持ってそこへ行かねばならない。
7:25 鍬で耕されていた山々にも/人は茨とおどろを恐れて足を踏み入れず/ただ牛を放ち、羊が踏み歩くにまかせる。