2025年5月16日
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ルカによる福音書23章 聖所の幕がまん中から裂けた

ルカによる福音書23章 聖所の幕がまん中から裂けた

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ローマ帝国の支配者たちは、イエス様が宗教家たちにより激しく批判していたことについて、「わたしはこの人になんの罪もみとめない」と判断しました。しかし、宗教家たちは、群衆を先導して、「十字架につけよう」と要求しました。

十字架につけられたイエス様は、苦しみの中で自分を死刑に渡した人々を赦しました。最後に息を引き取られたときに、「聖所の幕がまん中から裂けた」のです。この出来事は、大きな意味があります。旧約聖書には、幕屋という場所がありました。ここに年に1回すべての人の罪を赦すために、大祭司が民のために犠を捧げることになっていました。この幕屋の中にある聖所がありました。ここと最も聖なる場所を分けるものが「幕」でありました。ここを大祭司が年に1回のみ通ることが許されていました。しかし、「聖所の幕がまん中から裂けた」のは、どんな人でも、最も聖なる場所に入ることを許すことになります。

新約時代を生きる私たち信じるものは、誰でも神様のご臨在へ入ることができるのです。これが、へブル書のテーマでもあります。

今も、誰でも、神様に近づきたい人は、神様の臨在に入ることができます。

神様は、今も私たちを待っています。そして、私たちに個別に語りたいのです。

神様は、あなたのすぐとなりにおられます。

ゴスペルハウス
アブラハム・リー

Luk 23:1 群衆はみな立ちあがって、イエスをピラトのところへ連れて行った。
Luk 23:2 そして訴え出て言った、「わたしたちは、この人が国民を惑わし、貢をカイザルに納めることを禁じ、また自分こそ王なるキリストだと、となえているところを目撃しました」。
Luk 23:3 ピラトはイエスに尋ねた、「あなたがユダヤ人の王であるか」。イエスは「そのとおりである」とお答えになった。
Luk 23:4 そこでピラトは祭司長たちと群衆とにむかって言った、「わたしはこの人になんの罪もみとめない」。
Luk 23:5 ところが彼らは、ますます言いつのってやまなかった、「彼は、ガリラヤからはじめてこの所まで、ユダヤ全国にわたって教え、民衆を煽動しているのです」。
Luk 23:6 ピラトはこれを聞いて、この人はガリラヤ人かと尋ね、
Luk 23:7 そしてヘロデの支配下のものであることを確かめたので、ちょうどこのころ、ヘロデがエルサレムにいたのをさいわい、そちらへイエスを送りとどけた。
Luk 23:8 ヘロデはイエスを見て非常に喜んだ。それは、かねてイエスのことを聞いていたので、会って見たいと長いあいだ思っていたし、またイエスが何か奇跡を行うのを見たいと望んでいたからである。
Luk 23:9 それで、いろいろと質問を試みたが、イエスは何もお答えにならなかった。
Luk 23:10 祭司長たちと律法学者たちとは立って、激しい語調でイエスを訴えた。
Luk 23:11 またヘロデはその兵卒どもと一緒になって、イエスを侮辱したり嘲弄したりしたあげく、はなやかな着物を着せてピラトへ送りかえした
Luk 23:12 ヘロデピラトとは以前は互に敵視していたが、この日に親しい仲になった。
Luk 23:13 ピラトは、祭司長たちと役人たちと民衆とを、呼び集めて言った、
Luk 23:14 「おまえたちは、この人を民衆を惑わすものとしてわたしのところに連れてきたので、おまえたちの面前でしらべたが、訴え出ているような罪は、この人に少しもみとめられなかった。
Luk 23:15 ヘロデもまたみとめなかった。現に彼はイエスをわれわれに送りかえしてきた。この人はなんら死に当るようなことはしていないのである
Luk 23:16 だから、彼をむち打ってから、ゆるしてやることにしよう」。〔
Luk 23:17 祭ごとにピラトがひとりの囚人をゆるしてやることになっていた。〕
Luk 23:18 ところが、彼らはいっせいに叫んで言った、「その人を殺せ。バラバをゆるしてくれ」。
Luk 23:19 このバラバは、都で起った暴動と殺人とのかどで、獄に投ぜられていた者である
Luk 23:20 ピラトイエスをゆるしてやりたいと思って、もう一度かれらに呼びかけた
Luk 23:21 しかし彼らは、わめきたてて「十字架につけよ、彼を十字架につけよ」と言いつづけた。
Luk 23:22 ピラトは三度目に彼らにむかって言った、「では、この人は、いったい、どんな悪事をしたのか。彼には死に当る罪は全くみとめられなかった。だから、むち打ってから彼をゆるしてやることにしよう」。
Luk 23:23 ところが、彼らは大声をあげて詰め寄り、イエスを十字架につけるように要求した。そして、その声が勝った。
Luk 23:24 ピラトついに彼らの願いどおりにすることに決定した
Luk 23:25 そして、暴動と殺人とのかどで獄に投ぜられた者の方を、彼らの要求に応じてゆるしてやり、イエスの方は彼らに引き渡して、その意のままにまかせた。
Luk 23:26 彼らがイエスをひいてゆく途中、シモンというクレネ人が郊外から出てきたのを捕えて十字架を負わせ、それをになってイエスのあとから行かせた。
Luk 23:27 大ぜいの民衆と、悲しみ嘆いてやまない女たちの群れとが、イエスに従って行った
Luk 23:28 イエスは女たちの方に振りむいて言われた、「エルサレムの娘たちよ、わたしのために泣くな。むしろ、あなたがた自身のため、また自分の子供たちのために泣くがよい
Luk 23:29 『不妊の女と子を産まなかった胎と、ふくませなかった乳房とは、さいわいだ』と言う日が、いまに来る。
Luk 23:30 そのとき、人々は山にむかって、われわれの上に倒れかかれと言い、また丘にむかって、われわれにおおいかぶされと言い出すであろう。
Luk 23:31 もし、生木でさえもそうされるなら、枯木はどうされることであろう」。
Luk 23:32 さて、イエスと共に刑を受けるために、ほかにふたりの犯罪人も引かれていった
Luk 23:33 されこうべと呼ばれている所に着くと、人々はそこでイエスを十字架につけ、犯罪人たちも、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけた。
Luk 23:34 そのとき、イエスは言われた、「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」。人々はイエスの着物をくじ引きで分け合った。
Luk 23:35 民衆は立って見ていた。役人たちもあざ笑って言った、「彼は他人を救った。もし彼が神のキリスト、選ばれた者であるなら、自分自身を救うがよい」。
Luk 23:36 兵卒どももイエスをののしり、近寄ってきて酢いぶどう酒をさし出して言った、
Luk 23:37 「あなたがユダヤ人の王なら、自分を救いなさい」。
Luk 23:38 イエスの上には、「これはユダヤ人の王」と書いた札がかけてあった。
Luk 23:39 十字架にかけられた犯罪人のひとりが、「あなたはキリストではないか。それなら、自分を救い、またわれわれも救ってみよ」と、イエスに悪口を言いつづけた。
Luk 23:40 もうひとりは、それをたしなめて言った、「おまえは同じ刑を受けていながら、神を恐れないのか。
Luk 23:41 お互は自分のやった事のむくいを受けているのだから、こうなったのは当然だ。しかし、このかたは何も悪いことをしたのではない」。
Luk 23:42 そして言った、「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」。
Luk 23:43 イエスは言われた、「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」。
Luk 23:44 時はもう昼の十二時ごろであったが、太陽は光を失い全地は暗くなって三時に及んだ
Luk 23:45 そして聖所の幕がまん中から裂けた
Luk 23:46 そのとき、イエスは声高く叫んで言われた、「父よ、わたしの霊をみ手にゆだねます」。こう言ってついに息を引きとられた。
Luk 23:47 百卒長はこの有様を見て、神をあがめ、「ほんとうに、この人は正しい人であった」と言った。
Luk 23:48 この光景を見に集まってきた群衆も、これらの出来事を見て、みな胸を打ちながら帰って行った。
Luk 23:49 すべてイエスを知っていた者や、ガリラヤから従ってきた女たちも、遠い所に立って、これらのことを見ていた。
Luk 23:50 ここに、ヨセフという議員がいたが、善良で正しい人であった。
Luk 23:51 この人はユダヤの町アリマタヤの出身で、神の国を待ち望んでいた。彼は議会の議決や行動には賛成していなかった
Luk 23:52 この人がピラトのところへ行って、イエスのからだの引取り方を願い出て
Luk 23:53 それを取りおろして亜麻布に包み、まだだれも葬ったことのない、岩を掘って造った墓に納めた。
Luk 23:54 この日は準備の日であって、安息日が始まりかけていた。
Luk 23:55 イエスと一緒にガリラヤからきた女たちは、あとについてきて、その墓を見、またイエスのからだが納められる様子を見とどけた。
Luk 23:56 そして帰って、香料と香油とを用意した。それからおきてに従って安息日を休んだ

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