ヤコブ書 第3章 上からの知恵

この章では、人間的な知恵と上から來る神様が与える知恵を比べて説明しています。特に、教師となる人への警告でもあります。
人間的な知恵とは、心の動機に問題があります。それは、ねたみと党派心から始まるからです。
もっと拡大すると、ガラテヤ人への手紙 5:19-21 「肉の働きは明白である。すなわち、不品行、汚れ、好色、 偶像礼拝、まじない、敵意、争い、そねみ、怒り、党派心、分裂、分派、 ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、神の国をつぐことがない。」 のようになります。
このような心を持った時は、語るときに気を付けなければいけない。心のものが言葉として上記のように現れるからです。
しかし、神様から來る知恵とは、17節「しかし上からの知恵は、第一に清く、次に平和、寛容、温順であり、あわれみと良い実とに満ち、かたより見ず、偽りがない。 」
心の動機が純粋で平穏であるため、心をそのまま語っても平和やあわれみのある会話になります。また、このような会話は人の心をいやす効果もあります。
ヤコブが1章で教えたように、このような知恵が足りない時は、いつも与えて下される神様に求める必要があります。ヤコブ1:5 「あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。 」
また、心の間違った動機は、悔い改めることにより、清められる必要があります。第1ヨハネ1:9 「もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。」
知恵ある生き方は、心から悔い改め、常に上から來る神様の知恵を求めることから始まります。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Jas 3:1 わたしの兄弟たちよ。あなたがたのうち多くの者は、教師にならないがよい。わたしたち教師が、他の人たちよりも、もっときびしいさばきを受けることが、よくわかっているからである。
Jas 3:2 わたしたちは皆、多くのあやまちを犯すものである。もし、言葉の上であやまちのない人があれば、そういう人は、全身をも制御することのできる完全な人である。
Jas 3:3 馬を御するために、その口にくつわをはめるなら、その全身を引きまわすことができる。
Jas 3:4 また船を見るがよい。船体が非常に大きく、また激しい風に吹きまくられても、ごく小さなかじ一つで、操縦者の思いのままに運転される。
Jas 3:5 それと同じく、舌は小さな器官ではあるが、よく大言壮語する。見よ、ごく小さな火でも、非常に大きな森を燃やすではないか。
Jas 3:6 舌は火である。不義の世界である。舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。
Jas 3:7 あらゆる種類の獣、鳥、這うもの、海の生物は、すべて人類に制せられるし、また制せられてきた。
Jas 3:8 ところが、舌を制しうる人は、ひとりもいない。それは、制しにくい悪であって、死の毒に満ちている。
Jas 3:9 わたしたちは、この舌で父なる主をさんびし、また、その同じ舌で、神にかたどって造られた人間をのろっている。
Jas 3:10 同じ口から、さんびとのろいとが出て来る。わたしの兄弟たちよ。このような事は、あるべきでない。
Jas 3:11 泉が、甘い水と苦い水とを、同じ穴からふき出すことがあろうか。
Jas 3:12 わたしの兄弟たちよ。いちじくの木がオリブの実を結び、ぶどうの木がいちじくの実を結ぶことができようか。塩水も、甘い水を出すことはできない。
Jas 3:13 あなたがたのうちで、知恵があり物わかりのよい人は、だれであるか。その人は、知恵にかなう柔和な行いをしていることを、よい生活によって示すがよい。
Jas 3:14 しかし、もしあなたがたの心の中に、苦々しいねたみや党派心をいだいているのなら、誇り高ぶってはならない。また、真理にそむいて偽ってはならない。
Jas 3:15 そのような知恵は、上から下ってきたものではなくて、地につくもの、肉に属するもの、悪魔的なものである。
Jas 3:16 ねたみと党派心とのあるところには、混乱とあらゆる忌むべき行為とがある。
Jas 3:17 しかし上からの知恵は、第一に清く、次に平和、寛容、温順であり、あわれみと良い実とに満ち、かたより見ず、偽りがない。
Jas 3:18 義の実は、平和を造り出す人たちによって、平和のうちにまかれるものである。