ローマ人への手紙 第14章 神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである
ローマ人への手紙 第14章 神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである
パウロは、食べ物による信仰者の問題について語っています。ユダヤ教には、食事として食べても良いものと食べてはいけないものをはっきりわけられています。近代のユダヤ人は、Kosherという祭司長の認定を受けられた食事を取るようにしています。実は、こちらのほうが健康的で、アメリカでも2倍ほど高いけれども健康的な食事として知られています。
これは、聖書にも記されているものです。しかし、ここでは、ユダヤ人と異邦人のクリスチャンの間には、食事に大きな文化の違いが出ています。そのために、異邦人にユダヤ教を押し付けることをしないように協議から軽くさせられました。
このような異文化がクリスチャンの交わりに加わり、食事のことと信仰に混雑を招かれましたので、パウロは、信仰の弱い人のために食事のことを注意して食べるようにお勧めしています。事実、すべての者は、清いものであって、食べるものより心を清く保つことがもっと大事なことであります。
パウロの勧めは、「食べても、飲んでも、どんなことをしても、主の栄光のためにする」ことです。
そういう意味で、「神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである」と語れています。
疑いながら食べるのは、罪とさりますので、すべての食事を感謝していただくことができるなら、その人の信仰により、清められた食事を取ることができます。「すべて信仰によらないことは、罪であ」ります。
ゴスペルハウス
アブラハム・リー
Rom 14:1 信仰の弱い者を受けいれなさい。ただ、意見を批評するためであってはならない。
Rom 14:2 ある人は、何を食べてもさしつかえないと信じているが、弱い人は野菜だけを食べる。
Rom 14:3 食べる者は食べない者を軽んじてはならず、食べない者も食べる者をさばいてはならない。神は彼を受けいれて下さったのであるから。
Rom 14:4 他人の僕をさばくあなたは、いったい、何者であるか。彼が立つのも倒れるのも、その主人によるのである。しかし、彼は立つようになる。主は彼を立たせることができるからである。
Rom 14:5 また、ある人は、この日がかの日よりも大事であると考え、ほかの人はどの日も同じだと考える。各自はそれぞれ心の中で、確信を持っておるべきである。
Rom 14:6 日を重んじる者は、主のために重んじる。また食べる者も主のために食べる。神に感謝して食べるからである。食べない者も主のために食べない。そして、神に感謝する。
Rom 14:7 すなわち、わたしたちのうち、だれひとり自分のために生きる者はなく、だれひとり自分のために死ぬ者はない。
Rom 14:8 わたしたちは、生きるのも主のために生き、死ぬのも主のために死ぬ。だから、生きるにしても死ぬにしても、わたしたちは主のものなのである。
Rom 14:9 なぜなら、キリストは、死者と生者との主となるために、死んで生き返られたからである。
Rom 14:10 それだのに、あなたは、なぜ兄弟をさばくのか。あなたは、なぜ兄弟を軽んじるのか。わたしたちはみな、神のさばきの座の前に立つのである。
Rom 14:11 すなわち、「主が言われる。わたしは生きている。すべてのひざは、わたしに対してかがみ、すべての舌は、神にさんびをささげるであろう」と書いてある。
Rom 14:12 だから、わたしたちひとりびとりは、神に対して自分の言いひらきをすべきである。
Rom 14:13 それゆえ、今後わたしたちは、互にさばき合うことをやめよう。むしろ、あなたがたは、妨げとなる物や、つまずきとなる物を兄弟の前に置かないことに、決めるがよい。
Rom 14:14 わたしは、主イエスにあって知りかつ確信している。それ自体、汚れているものは一つもない。ただ、それが汚れていると考える人にだけ、汚れているのである。
Rom 14:15 もし食物のゆえに兄弟を苦しめるなら、あなたは、もはや愛によって歩いているのではない。あなたの食物によって、兄弟を滅ぼしてはならない。キリストは彼のためにも、死なれたのである。
Rom 14:16 それだから、あなたがたにとって良い事が、そしりの種にならぬようにしなさい。
Rom 14:17 神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである。
Rom 14:18 こうしてキリストに仕える者は、神に喜ばれ、かつ、人にも受けいれられるのである。
Rom 14:19 こういうわけで、平和に役立つことや、互の徳を高めることを、追い求めようではないか。
Rom 14:20 食物のことで、神のみわざを破壊してはならない。すべての物はきよい。ただ、それを食べて人をつまずかせる者には、悪となる。
Rom 14:21 肉を食わず、酒を飲まず、そのほか兄弟をつまずかせないのは、良いことである。
Rom 14:22 あなたの持っている信仰を、神のみまえに、自分自身に持っていなさい。自ら良いと定めたことについて、やましいと思わない人は、さいわいである。
Rom 14:23 しかし、疑いながら食べる者は、信仰によらないから、罪に定められる。すべて信仰によらないことは、罪である。