詩篇72篇 生涯、神に従う者として栄えますように
詩篇72篇 生涯、神に従う者として栄えますように!
この詩篇の著者は、ソロモンでありながら、最後には、「エッサイの子ダビデの祈りの終り」と書かれてあります。これは、ダビデから始まった祈りが、ソロモンの時代に完了することを意味しています。
ソロモンは、ダビデから始まった神殿建築の志が、ソロモンによって完成させられることを知ったからこそ、ダビデの祈りが完了されたことを表します。
ソロモンのこの章の祈りは、祝福の祈りであります。
神様に祝福をお願いする祈りです。聖書が教える祝福と言うのは、神様から来るもので、神様への尊敬を表すことから、その祝福を受けることが出来ます。
ソロモンは、神様を知恵を求めた結果富も名声も供に受け取りました。神様から送られた祝福です。本当の祝福は、神様から来ます。
72:1 【ソロモンの詩。】神よ、あなたによる裁きを、王に/あなたによる恵みの御業を、王の子に/お授けください。
72:2 王が正しくあなたの民の訴えを取り上げ/あなたの貧しい人々を裁きますように。
72:3 山々が民に平和をもたらし/丘が恵みをもたらしますように。
72:4 王が民を、この貧しい人々を治め/乏しい人の子らを救い/虐げる者を砕きますように。
72:5 王が太陽と共に永らえ/月のある限り、代々に永らえますように。
72:6 王が牧場に降る雨となり/地を潤す豊かな雨となりますように。
72:7 生涯、神に従う者として栄え/月の失われるときまでも/豊かな平和に恵まれますように。
72:8 王が海から海まで/大河から地の果てまで、支配しますように。
72:9 砂漠に住む者が彼の前に身を屈め/敵が塵をなめますように。
72:10 タルシシュや島々の王が献げ物を/シェバやセバの王が貢ぎ物を納めますように。
72:11 すべての王が彼の前にひれ伏し/すべての国が彼に仕えますように。
72:12 王が助けを求めて叫ぶ乏しい人を/助けるものもない貧しい人を救いますように。
72:13 弱い人、乏しい人を憐れみ/乏しい人の命を救い
72:14 不法に虐げる者から彼らの命を贖いますように。王の目に彼らの血が貴いものとされますように。
72:15 王が命を得ますように。彼にシェバの黄金がささげられますように。彼のために人々が常に祈り/絶え間なく彼を祝福しますように。
72:16 この地には、一面に麦が育ち/山々の頂にまで波打ち/その実りはレバノンのように豊かで/町には人が地の青草ほどにも茂りますように。
72:17 王の名がとこしえに続き/太陽のある限り、その名が栄えますように。国々の民は皆、彼によって祝福を受け/彼を幸いな人と呼びますように。
72:18 主なる神をたたえよ/イスラエルの神/ただひとり驚くべき御業を行う方を。
72:19 栄光に輝く御名をとこしえにたたえよ/栄光は全地を満たす。アーメン、アーメン。
72:20 エッサイの子ダビデの祈りの終り。